2017年度 華北地区 日本語スピーチコンテスト③

日本語教師のお仕事

 彼女と今日1時間半くらいみっちり反省会しました。反省会と言ってもお互いの言いたいことを言い合うだけで、気持ちに整理をつけるために必要なことです。私からも色々質問があったんですが、彼女からは遮っても遮れないくらい次から次へと話をされ、質問する前に回答を得てしまうくらい開放してました。

 一番の収穫は元々怖いものがもう怖くなくなりました。

 これは昨日聞いた彼女の言葉で、「怖いもの」というのが一体何なのか気になっていたんです。
 スピーチの参加者は27名。それぞれの学校名を見ると自分の学校よりも良い大学ばかり並んでいたため、自分は最下位かもしれないという不安や、果たして太刀打ちできるだろうかという心配があったようです。しかし実際他の参加者のを聞いてみた結果、彼らと自分の間に大きな差はないと感じ、「怖いものがなくなった」と表現するに至りました。要するに自分はそれほど低いレベルに位置しているわけでもなく、別の大学とも対等に競い合えるところにいるという自信を得られたようです。

 彼女の大きな問題は、時間オーバーにあるという分析に至りました。
 命題スピーチの時間制限が5分であるのにも関わらず、5分20秒までかかってしまったのが痛恨のミスです。発音や言いつっかえるのは全ての参加者に共通する点ですが、この点だけは彼女だけの失敗です。これによって大幅に減点を食らった挙句、今回の順位になりました。

 結果と原因が判明したところで、次に私は彼女に聞きました。
 「私達先生側のサポートに何か問題は無かった?」
 今後同じ失敗をしないためにも、先生側から何か適切な支援が行えればもっと良くなると思ってのことです。具体的なことをここに書くことは避けますが、正直に秘密で答えてもらった結果、やはりいくつかありますね。私の問題を話すなら、やっぱりスピーチ前の練習量が足りなかったという点。具体的な技術指導の不足が挙げられます。また、内容に関しては色んな先生に見せて回って、結局どの先生の意見を尊重すればいいのかなど、板挟みになっている状況もあります。これを改善しなければ今後のためにもよくありません。

 10月にまた河北省のスピーチコンテストが開かれます。ここでも同じく彼女が参加するかどうか今はまだ分かりませんが、いずれにしてもこの反省を踏まえて支援する必要があります。願わくばリベンジのためにも、またぜひ彼女に参加して欲しいと勝手ながら思っていますが、それは彼女自身が決めることですね。とりあえずは前を向いて、先生としても何を直すべきか考えなければならないところに直面しています。

 3回に分けてスピーチコンテストの件を書きました。これから得られた経験はかなり大きく、私も少し成長できた気がします。





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