令和3年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(4)解説

2021年11月2日令和3年度, 日本語教育能力検定試験 解説

(4)合成語

 私は4問目にして思考停止でした。急いで問題解いていこうとするあまり、「する」を付けて「グローバル化する」と動詞にすることができる選択肢5を選んでしまいました。しかしこれは違うと思います。

 合成語とは、2つ以上の形態素からなる語のことです。形態素はさらに自由形態素と拘束形態素に分けられます。自由形態素は単独で現れることができる形態素のことであり、単独で現れることができずに必ず他の自由形態素と結びついて現れる接辞などは拘束形態素です。

 この自由形態素と拘束形態素の観点から問題を見ます。

 1 自由形態素「国際」+拘束形態素「的」    (派生語)
 2 自由形態素「同窓」+自由形態素「会」    (複合語)
 3 自由形態素「会議」+拘束形態素「室」    (派生語)
 4 自由形態素「うどん」+拘束形態素「屋」   (派生語)
 5 自由形態素「グローバル」+拘束形態素「化」 (派生語)

 「~的」「~室」「~屋」「~化」は接辞なので拘束形態素ですが、「会」だけはどうも接辞に見えません。「同窓」は同じ学校で学んだ人々で、その人々の集まりを表す「会」。「同窓の会」とも言えるように、「会」も単独で現れることができる自由形態素です。

 したがって答えは2です。

 この解説を書いていて悲しくなりました…
 無理だと思いつつも毎年「絶対100点取ってやる!!」と大言壮語を吐いているんですが、もう4問目にしてそれは叶わなかったんですね。





2021年11月2日令和3年度, 日本語教育能力検定試験 解説