【練習問題】(198)コミュニケーション・ストラテジー
学習者がコミュニケーション中に問題に遭遇したときに、その問題を切り抜けようとするコミュニケーション・ストラテジーの例として不適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 表現できなくなったら、言うこと自体を途中でやめる。
2 学習言語でうまく言えない内容を、母語を使って表す。
3 言葉が出てこないとき、伝えたいことを身体動作で表す。
4 学習でつまづいたときに、自分を勇気づけたり励ます。
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解説
コミュニケーション上の問題が生じた時に、それを切り抜ける戦略をコミュニケーション・ストラテジーと言います。
言い換え | 言えない表現を本来正しくないけど似ている表現で表したり、作り出した語で表したり、特徴や要素を描写して表すこと。 |
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借用 | 言えない単語や文全体を母語や他の言語を使って表すこと。(意識的転移) |
援助の要請 | 言えない表現を質問して教えてもらうこと。 |
身振りの使用 | 身振り手振りなどの非言語手段を用いること。 |
回避 | 使い慣れない形式や自信のない形式を使わないようにすること。より簡単な自信のある表現を選ぶこと。表現できなくなり、途中で言うのを中断すること。 |
1 コミュニケーション・ストラテジーの回避
2 コミュニケーション・ストラテジーの意識的転移
3 コミュニケーション・ストラテジーの身振り手振り
4 言語学習ストラテジーの情意ストラテジー
選択肢4だけはコミュニケーション上の問題ではありません。
したがって答えは4です。
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