【練習問題】(198)コミュニケーション・ストラテジー

2021年6月10日日本語教育能力検定試験 解説, 練習問題

学習者がコミュニケーション中に問題に遭遇したときに、その問題を切り抜けようとするコミュニケーション・ストラテジーの例として不適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
 
 1 表現できなくなったら、言うこと自体を途中でやめる。
 2 学習言語でうまく言えない内容を、母語を使って表す。
 3 言葉が出てこないとき、伝えたいことを身体動作で表す。
 4 学習でつまづいたときに、自分を勇気づけたり励ます。

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解説

 コミュニケーション上の問題が生じた時に、それを切り抜ける戦略をコミュニケーション・ストラテジーと言います。

言い換え 言えない表現を本来正しくないけど似ている表現で表したり、作り出した語で表したり、特徴や要素を描写して表すこと。
借用 言えない単語や文全体を母語や他の言語を使って表すこと。(意識的転移)
援助の要請 言えない表現を質問して教えてもらうこと。
身振りの使用 身振り手振りなどの非言語手段を用いること。
回避 使い慣れない形式や自信のない形式を使わないようにすること。より簡単な自信のある表現を選ぶこと。表現できなくなり、途中で言うのを中断すること。

 1 コミュニケーション・ストラテジーの回避
 2 コミュニケーション・ストラテジーの意識的転移
 3 コミュニケーション・ストラテジーの身振り手振り
 4 言語学習ストラテジーの情意ストラテジー

 選択肢4だけはコミュニケーション上の問題ではありません。
 したがって答えは4です。

 





2021年6月10日日本語教育能力検定試験 解説, 練習問題