平成22年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(8)解説
(8)「~は~が」構文
「AはBが~」の形を取るものをハガ構文と呼びます。
ハガ構文は様々な種類があります。その種類を見極める問題です。
1 「テレビの映像」と言い換えられるように、テレビと映像の間には性質の「の」が入ります。
2 「国の資源」と言い換えられるように、国と資源の間には所有物の「の」が入ります。
3 「蟹のミソ」と言い換えられるように、蟹とミソの間には全体に対する部分の「の」が入ります。
4 述語「嫌い」がその対象にガ格を取るため、「嘘が嫌い」となっています。「彼の嘘が嫌い」とは言い換えられないので、他のハガ構文とは違うタイプです。
5 「姉の髪」と言い換えられるように、姉と髪の間には所有物の「の」が入ります。
したがって答えは4です。
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