令和2年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題15解説

問1 アイヌ語の言語類型

 アイヌ語はSOV型で、抱合語です。
 そういうものです! そう覚えてください。

 したがって答えは2です。

 

問2 アイヌ民族支援法

 最近の話題をちゃんと持ってきましたね。やばっと思ったんですが、よくよく見るとサービス問題でした。

 選択肢3は明らかにおかしいです。アイヌ語は公用語ではありません。公用語とは公の場面で使用が義務付けられている言語のことです。公文書などではアイヌ語が用いられている事実はありません。
 ちなみに日本は法律に公用語の記述はありませんが、日本語が事実上の公用語になってます。
 したがって答えは3です。

 

問3 沖縄の方言

 これはよく分かってないので、後で詳しく調べておきます!

 1 私津軽弁使いですが、沖縄の方言は全く分かりません。全然全然微塵も似てないですよ。かすりもしません。
 2 これかな? (要調査)
 3 沖縄に歴史的文書が残ってないことなんてあるか?
 4 クレオール化するためにはまずピジン言語がないと。今の沖縄の方言は当時の英語と当時の沖縄の言葉との接触言語だと言ってますが、だったら今の沖縄の方言には英語由来のものがないとおかしい。沖縄の知人がいませんのでそれは確認できませんが… もしいらっしゃいましたら教えてください。

 参考:ウチナーヤマトグチ – Wikipedia

 

問4 保存・継承のための取り組み

 方言札は2年ぶりの出題かな。
 これは方言を話した人に対する罰として首に下げさせた方言札のことです。標準語の使用を強制させるために行われ、特に沖縄で厳しく行われていました。方言矯正教育の一環です。ひどいもんです。言語はその人のアイデンティティなんです。奪うなんてことがあってはいけません。

 選択肢4の「方言使用を推奨するための方言札」が間違い。方言札は方言使用を規制するためのものです。
 したがって答えは4です。

 

問5 手話

 手話についての詳しい出題は平成25年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題15以来。お久しぶりです!!

 選択肢1
 ディスレクシア、初めて聞きました。失読症のことなのでこの選択肢は間違い。
 参考:ディスレクシア – Wikipedia

 選択肢2
 違うんですよ。日本語と英語が全く異なるように、世界中の手話は全く異なるものです。

 選択肢3
 努力義務はあるみたいですよ。義務ではありません。
 参考:https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/k_11/pdf/s1.pdf

 選択肢4 
 日本手話はろう者同士の交流によって生まれた言語で、日本語とは異なる体系を持っています。平成25年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題15と全く同じ問題です。

 したがって答えは4です。

 





令和2年度, 日本語教育能力検定試験 解説