令和2年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(12)解説

(12)条件節の意味

 各選択肢の従属節はこうです。

 1 明日になれば
 2 1000円も出せば
 3 タクシーに乗れば
 4 この本を読めば
 5 こちらの道を行けば

 仮定条件の「ば」はいろんな使い方がありますが、ここではとりあえず2つ取り上げます。
 一つは、望ましい結果を引き起こすために必要な条件を提示する用法です。この用法のとき、条件節は手段、道具、方法みたいな意味になります
 もう一つは、最低限必要な条件を提示する用法です。「この薬さえ飲めば治る」みたいに「さえ」が伴います。

 この2つの用法から各従属節を分類してみましょう!

 1 最低限必要な条件提示 (明日になりさえすれば)
 2 望ましい結果を引き起こすための条件提示 (「1000円を出す」が手段)
 3 望ましい結果を引き起こすための条件提示 (「タクシーに乗る」が手段)
 4 望ましい結果を引き起こすための条件提示 (「この本を読む」が手段)
 5 望ましい結果を引き起こすための条件提示 (「こちらの道を行く」が手段)

 したがって答えは1です。
 この問題は難しいですね…

 





2020年12月25日令和2年度, 日本語教育能力検定試験 解説