【練習問題】(644)可能形の変種
【 】内に示した観点から見て、他と性質の異なるものを、それぞれ1~5の中から一つ選べ。
【可能形の変種】
1 書けれる
2 食べれる
3 話せれる
4 分かれる
5 置けれる
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解説
1 れ足す言葉 「書く→書ける→書けれる」
2 ら抜き言葉 「食べる→食べられる→食べれる」
3 れ足す言葉 「話す→話せる→話せれる」
4 他動詞「分ける」に対応する自動詞「分かれる」
5 れ足す言葉 「置く→置ける→置けれる」
答えは4です。4以外はいわゆる日本語の揺れ、日本語の乱れと呼ばれるものです。れ足す言葉、ら抜き言葉のほかに、さ入れ言葉もあります。
ちなみに「分かれる」はれ足す言葉ではありません!
五段動詞の可能形に不要な「れ」を加えた表現をれ足す言葉と呼びます。例えば、「書く→書ける→かけれる」「消す→消せる→けせれる」など。
しかし五段動詞「分かる」は原型で可能の意味を表すことができ、可能形「分かれる」がありません。可能形がないということは、そのあとのれ足す言葉もないということ。
〇このページの内容、分かりますか? (可能)
✕このページの内容、分かることができますか?
✕このページの内容、分かれますか?
もし「分かる」をレ足す言葉にするなら、「分かる→分かれる→分かれれる」です。