平成22年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(6)解説
(6)様態の副詞
副詞の意味による分類は3つ。
様態副詞情態副詞 | 動詞を修飾し、その動作がどのように起こったかを表すもの。擬態語、擬音語、擬声語、一部の畳語もこれに含まれる。そのうち、動きの量や人の量などを表す副詞を量副詞と分類することもある。 |
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陳述副詞 | 述語の陳述に呼応して用いられるもの。また、話し手の伝達的態度や事態に対する認識、評価を表すもの。必ず、もし、たとえ、たぶん、なぜ… |
程度副詞 | 形容詞などの状態性の語を修飾してその程度を表すもの。たいへん、とても、すごく… |
1 ぐっすり寝る ⇒ 動詞を修飾してその動作がどう起きたか表してるから様態副詞
2 やっぱりやめた ⇒ 話し手の伝達態度を表す陳述副詞
3 きっぱり断る ⇒ 動詞を修飾してその動作がどう起きたか表してるから様態副詞
4 しっかり食べる ⇒ 動詞を修飾してその動作がどう起きたか表してるから様態副詞
5 はっきり言う ⇒ 動詞を修飾してその動作がどう起きたか表してるから様態副詞
したがって答えは2です。