平成22年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(2)解説

2021年5月1日平成22年度, 日本語教育能力検定試験 解説

(2)促音の調音点

 促音は書くと全部「っ」ですけど、実は多くの異音があります。

 後続する音が「k」「t」「p」(「g」「d」「z」)のときは後続する音の調音点で閉鎖を作り、無音状態にして一拍を形成します。
 後続する音が「s」のときは後続する音の調音点で摩擦音を出して一拍を形成します。
 つまりこんな感じ。

後続する音 促音の異音
か、き、く、け、こ、が、ぎ、ぐ、げ、ご 軟口蓋で閉鎖
た、つ、て、と、だ、づ、で、ど、ざ、ず、ぜ、ぞ 歯茎で閉鎖
ち、ぢ、じ 歯茎硬口蓋で閉鎖
ば、び、ぶ、べ、ぼ、ぱ、ぴ、ぷ、ぺ、ぽ 両唇で閉鎖
さ、す、せ、そ 歯茎を調音点とした摩擦音
歯茎硬口蓋を調音点とした摩擦音

 というわけで、その促音の調音点を知りたければ後続する音の調音点を見ればいいということになります。

 1 「ト」は歯茎音なので、その前の促音の調音点は歯茎
 2 「カ」は軟口蓋音なので、その前の促音の調音点は軟口蓋
 3 「ケ」は軟口蓋音なので、その前の促音の調音点は軟口蓋
 4 「ク」は軟口蓋音なので、その前の促音の調音点は軟口蓋
 5 「グ」は軟口蓋音なので、その前の促音の調音点は軟口蓋

 したがって答えは1です。





2021年5月1日平成22年度, 日本語教育能力検定試験 解説