「~ないべき」は誤用? それとも許容できる?

 私はeスポーツ観戦が趣味で、特にPUBGをよく見ます!
 自分がやろうと思うと絶対できない動きをいとも簡単に見せてくれるあの凄さ、すごく見ごたえがあります。

 推しは SunSister の CrazySam 選手、DetonatioN Gaming White の SSeeS選手。でもこの2つのチームはいつも上位に食い込んで火花散らすので、対峙したときの応援どっちつかずはいつも困ります。最近は PJSseason6 が行われていて、毎週 grade1 も grade2 も見ている状況です。1回の配信で6~7時間もかかるのですが、なぜかずっと見てしまうんですよね。

 
 それはそうと、先日7日に行われた PJSseason6 Phase1 Grade1 Day2 の Round11。途中解説のSHAKAさんが言った一言に驚きました。
 その部分、下の動画からすぐご覧になれます。

 

SHAKAさん : なので、Rascal Jesterは今はまあ、動かないべきですね
隼鷹さん  : 動かないべき、なるほど

 これを聞いてすぐ、「“べき”は動詞に接続するとき動辞形しかダメなんじゃなかったっけ?」って思いました。
 (言葉狩りみたいですが批判する意図は全くなくて、文法と使用実態との乖離に興味があるだけです!)

 

 確かに文法書には動辞形のみ。こういうのが言葉の面白いところで大好きです。
 「~べき」を否定形にする場合は「~べきではない」のように否定の位置を後ろに置くのが一般的ですが、「~ないべき」はこの逆。私はあまり聞いたことがない表現ですが、聞いて理解できないわけではありませんね。

 おそらく日本語の試験では✕になるでしょうが、会話ではわりとアリなのかもしれません。

 102名にアンケートを取ったところ、56.9%は誤用、43.1%は許容できるという結果になりました。
 まだまだ誤用とする意見が過半数ですが、許容できる数も相当数いますね! あと十年くらい経ったときに同じアンケートをしたらどのような結果になるか大変気になります。
 (ご協力いただきありがとうございました!)

 参考:【N3文法】~べき/べきだ/べきではない
 参考:【N3文法】~べきだった/べきではなかった





2020年8月17日日本語TIPS, 日本語の色んなお話