【N2文法】~である~/~の~

説明

接続

 名詞+である+名詞
 名詞+の+名詞
 

意味

 -
 

解説

 格助詞「の」は3つの用法があります。

名詞と名詞の関係性 部屋の中(屋子里)
佐藤さんの机(佐藤的桌子)
名詞修飾節の主語 私の食べたいもの(我想吃的东西)
名詞修飾節の述語の対象 アイスの食べたくなる季節(想吃冰激凌的季节)

 参考:格助詞「の」の用法

 このうち、名詞と名詞の関係性を表す用法は以下のように細かく分けることができます。

所有 私のパソコン/彼の靴
所属 東京の物価/A会社の田中さん
性質 茶色の猫/勝利のダンス
上位語と下位語 友人の高橋さん/生命の源の海

 そして「上位語と下位語」の用法の「の」は、「である」に置き換えることができます。
 「である」の前件と後件は同一物、同一人物を表し、後件の名詞は広く一般的に用いられる語がくることが多いです。
 「である」は「の」よりも正式な場面で用いられます。
 

例文

 (1) 小学校の時の先生である蓮田先生に久しぶりに会った。
     (久违地见到了小学时的莲田老师。)
 (2) 担当田中さんに電話してください。
     (请给负责人田中打电话。)
 (3) 苦手科目である歴史の点数がやはり低かった。
     (作为不擅长科目的历史分数果然很低。)
 (4) これらの写真の著作権は全て作者である私に帰属します。
     (这些照片的著作权都归属于作为作者的我。)
 (5) 全ての生命の源である海。
     (所有的生命之源—海洋。)
 (6) 彼は友人木村くんです。
     (他是我的朋友木村。)
 (7) 現在の北極星であるポラリスは、昔は北極星ではありませんでした。
     (现在的北极星,在过去不是北极星。)
 (8) 地球の唯一の衛星である月は、人類が初めて到達した地球外天体である。
     (作为地球唯一的卫星的月亮,是人类首次到达地球以外的天体。)

 

備考

 参考:格助詞「の」の用法

 




2021年4月7日N2文法, 日本語の文法