【Q&A】「同じ」はナ形容詞なのに「同じく」は正しいんですか?

「同じ」はナ形容詞ですが、「同じく」の「く」はどういう意味ですか?

イ形容詞 ナ形容詞
肯定形 語幹+いです 語幹+です(同じです)
否定形 語幹+くないです 語幹+ではないです(同じではないです)
過去形 語幹+かったです 語幹+でした(同じでした)
過去否定形 語幹+くなかったです 語幹+ではなかったです(同じではなかったです)
+名詞 語幹+い+名詞(同じ人) 語幹+な+名詞

 教科書にも「同じ」は確かにナ形容詞と書かれています。上記の表から見ても「同じ」は確かにナ形容詞と呼べる活用をしますが、名詞に接続するときはイ形容詞的な接続をして「同じな人」とは言えません。「同じ」はナ形容詞の中での例外です

 そして「同じく」の「く」もまさにイ形容詞的な活用です。
 実は古い日本語では「同じ」はイ形容詞でした。その名残で活用形「同じく」が現代にも残っています。現代では「同じ」がナ形容詞に変化し、イ形容詞の活用とナ形容詞の活用が共存している不思議な状態となりました。





2020年5月23日学生からの質問 Q&A, 日本語TIPS