【N1文法】なんという~/なんと~/なんて~

説明

接続

 なんという+名詞+だ/か/だろう/なのだろう/なんだろう
 なんという+ナ形語幹+だ/か/だろう/なのだろう/なんだろう

 なんと/なんて+名詞+なのだろう/なんだろう
 なんと/なんて+ナ形語幹+なのだろう/なんだろう
 なんと/なんて+イ形+のだろう/んだろう

 なんと/なんて/なんという+名詞+を~
 

意味

 简直是太…
 真是…
 太…
 多么…啊
 

解説

 名詞に接続して、驚きの感情を表します。
 良い評価にも悪い評価にも使えます。

 「なんということだ/なんてことだ/なんてことか/なんてこった/なんてこったい(这是什么事嘛/怎么回事)」は慣用的に用いられ、物事に対する驚きを表します。
 

例文

 (1) なんという偶然。適当に書いた答えが全部当たっていた。
     (多么偶然啊。随便写的答案都对了。)
 (2) なんという完成度。とても良い。
     (完成度。非常好。)
 (3) 彼女、なんという可愛さ。直視できない。
     (她多么可爱啊。不能直视。)
 (4) つらい状況でも決して諦めない。なんという精神力
     (即使在痛苦的情况下也决不放弃。多么有毅力啊。)
 (5) 長々と意味のない話を聞かされて、なんという時間の浪費だろうか
     (听了这么多毫无意义的话,不知浪费了多少时间。)
 (6) 夫を残して妻と子が先立つ。なんという悲劇だろうか
     (撇下丈夫不管,妻子和孩子先走。多么悲剧啊。)
 (7) 彼は冷蔵庫を一人で運び入れてしまった。なんという
     (他一个人把冰箱搬了进去。这是什么力量?)
 (8) あの時は冷静ではなかったものの、今思えば彼になんとひどいこと言ってしまったのだろうかと後悔している。
     (虽然那时我并不冷静,但现在回想起来,我很后悔我对他说了多么过分的话。)
 (9) 人を殺めてしまうなんて、なんて馬鹿なことしたんだろう。
     (竟然杀人,这是多么愚蠢的事啊。)
 (10) ここからの景色、なんて綺麗なんだろう
     (从这里看到的景色多么美丽啊。)
 (11) 怪我人が一人も出なかった。なんという奇跡だろうか
     (没有一个受伤的人。多么奇迹啊。)
 (12) 彼は1日5食も食べている。なんて多さ
     (他一天吃五顿饭多么多啊。)

 

備考

 関連文法「【N2文法】~ことか/ことだろう/ことだろうか

 




2021年4月7日N1文法, 日本語の文法