【N3文法】お/ご~になる/になります
説明
接続
お/ご+一段動詞ます形+になる/になります
お/ご+五段動詞ます形+になる/になります
ご+サ変動詞語幹+になる/になります
意味
-
解説
相手あるいは第三者の行為・物事・状態等を立てて述べる尊敬表現です。
原則として和語には「お」、漢語には「ご」が付きます。ただし多少の例外もあります。
お/ご~になる
お/ご~になります
お/ご~になりました
※「お~です」は事実を述べるときに使いやすく、「お~なる」は状況や状態に変化が起きるときに用いやすいです。
例文
(1) ピアノには自信があります。お聞きになりますか?
(我对自己的钢琴很有自信。您要听一下吗?)
(2) お越しになる前にご予約お願いします。
(来之前请预约一下。)
(3) お客様がお見えになりました。
(客人来了。)
(4) 社長は先ほどお帰りになりました。
(社长刚才回去了。)
(5) 田中さんは結婚式にご出席になりますか?
(田中先生出席婚礼吗?)
(6) この料理をお作りになる前に、食材の下処理をしてください。
(在制作这道菜之前,请先处理好食材。)
備考
尊敬語 | お/ご~くださる/ください | – |
お/ご~です | – | |
お/ご~なさる/なさいます | – | |
お/ご~になる/になります | – | |
お/ご~になれる/になれます | 可能 | |
~ていらっしゃる/ていらっしゃいます/ておいでになる/ておいでになります | – | |
~れる/られる/される(尊敬) | – | |
~させてくださる/させてください | – | |
謙譲語 | お/ご~する/します/致す/致します | – |
お/ご~頂く/頂きます | 相手の行為に対する感謝 | |
お/ご~頂けませんか/願えませんか | 婉曲的に相手に行為を求める | |
~て頂けますか/て頂けませんか | 婉曲的に相手に行為を求める | |
お/ご~申し上げる/申し上げます | 伝達、依頼、祝い、謝罪… | |
~させていただく/させていただきます | 自分の行為の許可を請う | |
~させてやって頂けませんか | 自分の近い第三者に物事をさせることを相手にお願いする | |
~て頂けるとありがたい/て頂けると幸いです | 相手がそれをしてくれたら非常に嬉しい | |
~ておる/ております | 「~ている」の謙譲語 | |
丁寧語 | ~です/~ます | – |
~ても宜しいですか/ても宜しいでしょうか | 婉曲的に問い掛け、お願いする | |
~ございます | 「~です」「~あります」の丁寧形 | |
美化語 | 「お料理」「ご挨拶」などの「お」と「ご」 | 物事を美化して述べる |
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ディスカッション
コメント一覧
ごちそうになる。の主語は自分なのですが、ご~になるは、尊敬語に作ります。自分の行為に尊敬語は使えません。
さて、ごちそうになる。は、どのように解釈すればよいのでしょうか?
>シマノさん
コメントありがとうございます~
「ご馳走になる」は尊敬語「ご~になる」とは関係ありません。
他の人から何らかの恩恵を受けるという意味の「~になる」であって、他にも「世話になる」があります!
「ご」や「お」は美化語や尊敬語です。
馳走になる→ご馳走になる、世話になる→お世話になる