【N3文法】~わけではない/わけでもない/というわけではない/というわけでもない

説明

接続

 動詞普通形+(という)わけではない
 い形容詞普通形+(という)わけではない
 な形容詞語幹+な/である/という+わけではない
 名詞+な/である/という+わけではない
 

意味

 并不是…
 并非…
 并不是说…
 并不是因为…
 

解説

 否定を表します。
 ただし完全な否定ではなく、一部例外の存在や許容できる部分があることを暗示します。そのため前件、後件には「しかし」「~だが」「だからといって」等の逆接を表す語を用い、その一部に言及する内容が来ることがあります。

 話し言葉は「~わけじゃない」です。
 

例文

 (1) 今日あることが明日も必ずあるわけではない
     (今天有的事明天不一定也有。)
 (2) 太っているわけではないが、痩せているわけでもない
     (不胖,但也不瘦。)
 (3) 眠くないわけではないが寝られない。
     (虽然不是不困但是睡不着。)
 (4) マスクをしているからといって、絶対に感染しないというわけではない
     (即使是戴着口罩,也绝对不会不被感染。)
 (5) 犬は喋れるわけじゃないが、人と心を通わせることができる。
     (狗虽然不会说话,但是能和人交流心情。)
 (6) 旅行好きというわけじゃないけど、一人でドライブして遠くに行くのは好きだ。
     (并不是喜欢旅行,但是喜欢一个人开车去远方。)
 (7) 負の感情を抱くことが悪いというわけではないが、それを口に出したら悪口になって人をより傷つけてしまう。
     (并不是抱负的感情不好,但是说出来的话就会变成坏话更伤人。)
 (8) 激痛というわけじゃないが、横腹が少し痛くて気になる。
     (并不是剧痛,但是侧腹有点疼我很在意。)

 

備考

「わけ」シリーズ 意味
【N3文法】~わけ 理由/事実の強調
【N3文法】~わけにはいかない/わけにもいかない/ないわけにはいかない/ないわけにもいかない 義務感や正義感
【N3文法】~わけがない/わけはない 強い否定(主観的)
【N3文法】~わけではない/わけでもない/というわけではない/というわけでもない 否定(部分肯定)

 




2021年4月29日N3文法, 日本語の文法