【N2文法】一向に~ない

説明

接続

 一向に+動ない形+ない
 

意味

 根本不…
 一点儿也不…
 

解説

 ある物事が発生・実現することを長い時間努力をして待ち望んでいたのにも関わらず、結局実現しなかったことを表します。
 実現しなかったことに対する焦りや疑念の感情を含むのが特徴です。

 「一向に構わない(没关系,不在乎)」は慣用表現で、上記のような意味はありません。

 後件には必ず否定形を伴います。
 

例文

 (1) 二人の関係が一向に進展しないのでじれったくなる。
     (两人的关系完全没有进展,令人着急。)
 (2) 夏休みの宿題は一向に進んでない
     (暑假作业完全没有进展。)
 (3) もうすぐ2時なのに一向に寝れない
     (马上就要2点了,却完全睡不着。)
 (4) 物理は苦手で一向にできる気がしない
     (因为不擅长物理,所以完全不觉得会物理。)
 (5) 薬飲んでから数時間経ったのに、一向に効くが気配ない
     (吃药已经过了几个小时了,却丝毫没有效果。)
 (6) 入社してから1年経ったが、営業スキルは一向に成長していない
     (进入公司已经一年了,但营业技能却丝毫没有成长。)
 (7) 懸命に記憶を辿っているが、一向に思い出せない
     (拼命追寻记忆,却完全想不起来。)
 (8) 練習もして、動画見て研究もしているのに一向に上達しない
     (既练习又看动画研究,却丝毫没有进步。)

 

備考

 特になし

 




2021年4月7日N2文法, 日本語の文法