【N1文法】一概に~ない/一概には~ない

説明

接続

 文+とは一概に~ない
 一概に+文+とは~ない
 

意味

 (不能)笼统地…
 统统地…
 一概地…
 (不能一概而论…/不能完全说是…)
 

解説

 様々な観点から物事見た結果、複数の評価や捉え方が存在するため、それらをひとまとめにすることはできないことを表します。
 「~とは一概に言えない/言い切れない」「一概に~とは言えない/言い切れない」の形が頻出する文型です。
 後件には必ず否定表現が伴います。
 

例文

 (1) A案とB案に対する賛否が分かれていて、どっちが良いかは一概には決められない
     (对A方案和B方案的赞成和反对都有,不能一概而论哪个好。)
 (2) 今自分が何をしたいのか一概には答えられない
     (不能一概而论自己现在想做什么。)
 (3) 諦めない方がいい事もあるが、諦めた方がいい事もある。一概にどうとは言えない
     (虽然不放弃有比较好的事情,但也有放弃比较好的事情。不能一概而论。)
 (4) 多くの証言があることから、幽霊の存在も一概に否定はできないだろう。
     (因为有很多证言,所以不能一概否定幽灵的存在。)
 (5) 人それぞれ考え方が違うので、普通か普通ではないかは一概に断言できるものではない
     (因为每个人的想法不同,不能一概而论是普通还是不普通。)
 (6) この2つの病気は初期症状が非常に似ているので、一概に判断することが難しい。
     (这两种病初期症状非常相似,很难一概而论。)
 (7) どちらが正しいとは一概に言えない
     (不能一概而论哪个正确。)
 (8) この消毒液は人体には無害と書いてあったけど、アルコールが使われている以上一概にそうとは言えないはずだ。
     (这个消毒液虽然写着对人体无害,但既然使用了酒精就不能一概而论了。)

 

備考

 関連文法「【N2文法】必ずしも~とは限らない/必ずしも~わけではない

 




2021年4月7日N1文法, 日本語の文法