【N1文法】~ながらに/ながらの

説明

接続

 名詞+ながらに
 動ます形+ながらに
 名詞+ながらの+名詞
 動ます形+ながらの+名詞
 

意味

 一样
 …状
 保持…的状态
 

解説

 元々の状態から変わらないことを表します。
 「生まれながら(天生)」「昔ながら(一如既往)」「いつもながら(和往常一样)」「涙ながら(流着泪的状态)」など、接続できる語は限られています。
 

例文

 (1) 昔ながらの伝統を大切にしよう。
     (珍惜过去的传统吧。)
 (2) 人には必ず生まれながらの使命がある。
     (人一定有天生的使命。)
 (3) 今日見たあの子はいつもながら可愛かった。
     (今天看到的那个孩子一如既往得可爱。)
 (4) 涙ながらに「本当にありがとうございます」と何度も言われた。
     (流着眼泪被说了好几次“真的非常感谢”。)
 (5) 人間は生まれながらにして異なる個性と才能、環境を持つ。
 (6) 王子は生まれながらに孤独であった。
 (7) 街から昔ながらの喫茶店が減っている。
 (8) 数年ぶりの再会を涙ながらに喜んだ。
 (9) おじいちゃんは孫の成長を涙ながらに喜んでいた。
 (10) 彼の決断力にはいつもながら脱帽です。

 

備考

「ながら」シリーズ 意味
【N5文法】~ながら 2つの動作を同時に
【N3文法】~ながら/ながらも 相反する動作や性質が同時に存在
【N1文法】~ながらに/ながらの 元々の状態から変わらない

 「我ながら(连我自己)」という言い方もあります。これは自分が生み出したものや行為が良い出来栄えであることを自分で感心することを表す副詞です。

 (11) 冷蔵庫に残ってるもので作ったカレーだけど、我ながら美味しくできたと思う。
     (我用冰箱里剩下的东西做了咖喱,连我自己都觉着做的很好吃。)
 (12) 1か月かけて描いた自画像、我ながらカッコよく描けた気がする。
     (花了一个月画的自画像,连我自己都觉着画得很帅。)

 




2022年11月13日N1文法, 日本語の文法