令和元年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(15)解説

(15)「れる・られる」の用法

 「れる・られる」は4つの用法があります。

受動態 妹にケーキを食べられる/この理論は彼によって提唱された
可能態 この卵はまだ食べられる/5つくらいなら同時に覚えられる
自発態 故郷がしのばれる/一般にそのように思われている
尊敬態 社長が来られるそうだ/お客様が来られる

 ヴォイス(態)については「ヴォイス・アスペクト・テンス・モダリティについて」で詳しくまとめていますので、参考にしてください。

 この4つの用法のうち、特にマイナーなのは自発態です。
 自発態というのは、動作が他からの影響を受けずに自然に起こることを表すものです。動詞の後ろに「れる」「られる」がつき、動作主にはニ格、目的語にはガ格が据えられます。たとえば能動態「鳴き声を聞く」に対する「鳴き声が聞こえる」、「私はそう思う」に対する「私にはそう思われる」などです。後者はどちらも自分の意志とは関係なく自然に動作が行われている感じがしませんか? こういうのが自発態です。

 1 自発態
 2 自発態
 3 自発態
 4 可能態
 5 自発態

 選択肢4だけが可能態です。可能を表しますので「高めることができる」と言い換えることができますね!
 したがって答えは4です。

 





2020年9月15日令和元年度, 日本語教育能力検定試験 解説