3年前期作文の授業構成

 作文の授業は2年前期にもあり、書式などの基本はこっちで導入済みです。これを踏まえ、3年前期の作文ではもう少し進んだ内容をやりたいと思い、修辞法/レトリック(rhetoric)をやることにしました。修辞法の分類は様々ですが、その中からより作文に生かしやすく、かつ使用場面が比較的多いものを15ほど取り上げ、各授業で1つずつ教えていきます。

作文のテーマ 修辞法 語彙力をつける
第1課 私がした喧嘩 倒置法 (inversion) イ形容詞①
第2課 好きな異性のタイプ 直喩法 (simile) ナ形容詞①
第3課 高校時代の思い出 隠喩法 (metaphor) 四字熟語①
第4課 私の好きなこと 換喩法 (metonymy) 諺①
第5課 人生とは何か 提喩法 (synecdoche) 慣用句①
第6課 環境問題について 擬人法 (personification) イ形容詞②
第7課 印象深い出来事 声喩法 (onomatopoeia) オノマトペ①
第8課 起承転結で自作短編小説 省略法 (ellipsis) ナ形容詞②
第9課 家族紹介 対句法 (anthithesis) 四字熟語②
第10課 挑戦してみたいこと 反復法 (repetition) 諺②
第11課 動画を見て情景描写 体言止め 慣用句②
第12課 不思議な体験 含意法 (implication) オノマトペ②
第13課 皆に伝えたいこと 撞着語法 (oxymoron) 四字熟語③
第14課 他人を褒める 誇張法 (hyperbole) 諺③
第15課 他人を貶す 皮肉法 (irony) 慣用句③

 

授業の流れ

前課の復習 → 作文を書かせる → 修辞法の導入 → 作文の修正 → 語彙の導入

 復習後は各課毎に決めておいたテーマで作文を書かせます。通常は400字程度になるかと思いますが、この課を通して400文字の作文を書くことは1度もありません。書く作文は大体100字程度を想定しています。書く際の負担を減らし、修辞法の導入の方に意識を向けさせるためです。構想の段階も含めて15分~20分程度を目安とします。

 作文が書き終わったら、次は修辞法の導入です。毎課1つの修辞技法を取り上げ、その効果や使いどころなどについて詳しく教えます。適宜練習問題を行って定着を図ります。この段階はおよそ20分程度を目安とします。

 修辞法を導入したら、先ほど書いた作文の中に今回学んだレトリックを盛り込み再び書き直してもらいます。その課で学ぶレトリックが用いやすいような作文のテーマを選んだつもりですが、学生によっては盛り込む場所がなくて書き直しになることがあるかもしれません。それを完全に防ぐ方法はないのでしょうがないのですが。また、換喩法や提喩法は意識的に盛り込むことが非常に難しいので盛り込めなくても良しとします。ここではおよそ15分程度みます。

 最後に、語彙を増やすためのプリントを配布して解いてもらいます。これは作文で必要な語彙力を高めるためのもので毎課行います。難易度はN1、N2レベルの単語を集めました。解き終わったところで答え合わせ。ここでは20~30分ほどを予定しています。

 最後に書いた作文とプリントを回収し、授業は終了です。

 
 修辞法の導入で使用するファイルや語彙のプリントは上記の表のリンクからダウンロードできますので、ご自由にお使いください。

 





三年前期 作文, 教案