平成23年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(16)解説
(16)動詞の性質によるタの解釈
この問題は金田一晴彦による4分類が役立ちそうです。
状態動詞 | 動作や変化ではなく、状態を表す動詞。通常「~ている」の形をとらない。ある、いる、できる、要る… |
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継続動詞 | 継続的なある動作を表す動詞。「~ている」の形で動作が継続していることを表す。読む、書く、食べる、降る、泣く、笑う… |
瞬間動詞 | 瞬間的に終わる動作を表す動詞。「~ている」の形で結果の状態を表す。死ぬ、つく、消える、見つかる、始まる、終わる、知る… |
第四種の動詞 | 形容詞的に用いられ、物事の性質や様子を表す動詞。常に「~ている」の形で用いられる。そびえる、優れる、劣る、似る、澄む… |
1 状態動詞 過去
2 瞬間動詞 結果の持続
3 瞬間動詞 結果の持続
4 瞬間動詞 結果の持続
5 瞬間動詞 結果の持続
したがって答えは1です。