平成27年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題6解説
1番
「決める」が「決まる」になる誤用です。自他の混同による誤りです。
したがって答えはcです。
2番
「分かります」が「分かられます」になる誤用です。
この「られる」は可能表現として用いていますが、本来は不要です。
したがって答えはbです。
3番
「伺うのは」が「伺いのは」になる誤用です。
動詞の活用を間違えています。
したがって答えはaです。
4番
比較的公式な場面で口語「ものすごい」と言っていますので、スピーチスタイルに誤りが見られます。
「素晴らしい」などの言い方を用いるべきです。
したがって答えはaです。
5番
「したら」が「すると」になる誤用です。
これは正しい接続詞が使えないことによる誤りです。
したがって答えはbです。
6番
「私にとって」が「私のために」となる誤用です。
「にとって」は複合助詞です。
したがって答えはaです。
7番
「休ませてもらいたいんです」が「休んでもらいたいんです」になる誤用です。
使役表現「せる」を使っていません。
したがって答えはcです。
8番
「~を話すことです。」が「~を話します。」になる誤用です。
主語は「最も重要なこと」と名詞句なので、後項も名詞句にならなければいけません。これは主語と述語でねじれが発生していると言えます。
したがって答えはcです。