平成28年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題6解説

問1 ブレーンストーミング

 ブレーンストーミングとは、参加者の意見を批判したりせずに自由にアイディアを出し合い、その中で新しくより良いアイディアを生み出していく会議手法です。

 1 どんなアイディアでもいいので、とにかく自由に意見を出すのがブレーンストーミングです。
 2 正しいです。意見をたくさん出してもらうために、多くの人に発言してもらうほうがいいです。
 3 出たアイディアは良し悪しに関係なくメモされたり、白板に書かれたりします。アイディアが出尽くしたところで良いアイディアに絞ったり、さらに良いものを生み出していきます。
 4 ブレーン・ストーミングでは、出されたアイディアに対して批判的な意見は述べません。

 したがって答えは2です。

 

問2 インタビューシート

 インタビューシートには相手に聞くべき質問、そしてその質問に対する答えを書くために用います。

 1 正しいです。
 2 答えやすい質問を選んでもらうためにインタビューシートを使うわけではありません。自分が聞きたい内容とその答えをメモするためにあるものです。
 3 このような使い方もできますので正しいです。
 4 正しいです。

 したがって答えは2です。

 

問3 アドバイスする内容

 選択肢1
 <資料2>、口語形「何なんですか」はもともと「何なのですか(何なのだ)」です。疑問形「~のですか/んですか」の形で相手に対して説明を求める表現になります。確かに「何なんですか! 説明してください!」のような口調なら詰問に聞こえますけど、詰問に聞こえるかどうかは程度によります。疑問形は詰問になるから使わないでというのは言い過ぎ。
 参考:【N4文法】~のです/んです

 選択肢2
 学習者Pの相づち「そうか」が正しくありません。相手は初対面の日本人大学生ですので、このような場合は「そうですか」など丁寧体を用いるべきです。相づちも相手によってスピーチスタイルが変わります。

 選択肢3
 学習者Qが言った「源氏物語」が分からず、学習者Pはそれについて何かと聞いています。このような時は「源氏物語というのは何ですか?」と聞くべきです。「~というのは」は相手の発話から引用するときに用います。

 選択肢4
 学習者Qが行った「日本文学史」に対して、「これ」と言っています。相手の発話を指す文脈指示では「それ」を使うべきだと指導すべきです。

 
 したがって答えは1です。

 

問4 評価のコメントを述べさせる

 他のグループの発表について、良かった点や改善すべき点を挙げる活動です。

 1 直接言うと角が立つので曖昧に言うのも良いかなと思ったんですが、総括する場面でのコメントなのではっきり言ったほうが良さそう。
 2 気が付いたことを全て伝えるのではなく、良い点、改善すべき点を伝える活動です。
 3 正しいです。文句のつけようなし。
 4 不足の点だけではなく、良かった点も伝える活動です。

 したがって答えは3です。

 

問5 インタビューを行う狙い

 1 インタビュー活動は、正確に書く力を身に付けるために行うものではありません。
 2 インタビューを通してコミュニケーション能力を身に付けられます。
 3 インタビューで日本人と触れ合うことで、生の情報を引き出せます。
 4 インタビューした内容をまとめる力、それを伝える力を身に付けることができます。

 したがって答えは1です。

 





2020年10月19日平成28年度, 日本語教育能力検定試験 解説