平成29年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題9解説

問1 自己開示

 自己開示とは… 文章中に定義がありますね。「自身の個人的な情報を他人に知らせる行為」です。

 1 正しいです。自分のことを相手に話すと、自分がどういう人なのかはっきり相手も分かってくれるし、自分も理解が促進されます。
 2 非言語コミュニケーションでは自己開示できません。言葉にしないと。
 3 自分のこともっと知って!っていう感じでの自己開示は確かに社会的承認を得るためと言えますが、仲良くなりたいから自己開示するみたいなこともあります。社会的承認を得るためだけとは言えません。
 4 男女によって自己開示の方法や度合いは当然異なるでしょう。

 したがって答えは1です。

 

問2 日本国内の留学生総数と外国人労働者数

 留学生総数は239,287人、外国人労働者数は1,083,769人。
 一番近いのはです。

 参考:平成28年度外国人留学生在籍状況調査結果 – JASSO
 参考:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(平成28年10月末現在) |報道発表資料|厚生労働省

  

問3 エポケー

 エポケーとは、エポケーとは、異文化で問題が発生したときに、それを深刻に捉えることなく判断を一旦保留しておくことです。

 1 ???
 2 自文化中心主義の例。自文化が最も優れているという考え方で、自文化を絶対的基準として他文化を推し量ろうとする立場のことです。
 3 「判断保留」というのがエポケーです!
 4 ???

 したがって答えは3です。

 

問4 ジョハリの窓

 ジョハリの窓 (Johari Window)とは、ジョセフ・ラフト (J.Luft)とハリー・インガム (H.Ingham)によって考案された、自己開示について客観的に捉えるための枠組みのことです。自分が知っているかどうか、他人に知られているかどうかで4つの枠組みに分けられます。

オープンな部分 自分も他人も知っている部分。自己開示している部分。
隠れた部分 自分は知っていて、他人は知らない部分。
盲目な部分 自分は知らないが、他人が知っている部分。
未知の部分 自分も他人も知らない部分。無限にあると考えられる。

 ジョハリの窓のやり方については「ジョハリの窓で自己分析 ~概要、やり方、項目例、シート、アプリ、研修活用~ | 適性検査「ポテクト」」を参考にしてください。

 1 自己開示も多いから自分も相手も知っているオープンな部分が大きいわけで… それは積極的な人です。
 2 自分の思う自分と他人が思う自分に違いがあるってことなので、周囲と食い違いがあります。ちゃんと自己開示すればこうなってないので、頑固なところはあります。
 3 隠れた部分が大きい人は自己開示をあまりしてないので他人に知られていない部分が多くなってます。相手がしっかり自分のことを理解してくれてないということなので、コミュニケーションが取りにくくなります。
 4 自己開示が少ないから相手も自分のことを分かってくれてないし、自分も自分のことをあまり知らないってこと。積極性・感受性が低いからこういうことになってます。

 したがって答えは2です。

 

問5 自己開示の度合いが増すことによって起きる窓の大きさの変化

 1 自己開示すると相手が知ってる部分が増えるので、オープンな部分は大きくなり、その他の部分は小さくなります。
 2 自己開示すると相手が知ってる部分が増えるので、隠れた部分は小さくなり、オープンな部分は大きくなります。
 3 自己開示すると相手が知ってる部分が増えるので、オープンな部分は大きくなり、その他の部分は小さくなります。正しい!
 4 自己開示すると相手が知ってる部分が増えるので、隠れた部分は小さくなり、盲目な部分も小さくなります。

 したがって答えは3です。





2020年9月21日平成29年度, 日本語教育能力検定試験 解説