平成26年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(12)解説

(12)「~て」の用法

 「~て」の用法は3つあります。(たぶん3つ…)

付帯状況 スマホを見て歩いている
継起 スマホを見て、メッセージを確認した
原因・理由 スマホを見すぎて、目が痛くなった

 ある動作をするとき、同時に存在してる状態を表すのは付帯状況です。
 継起表現は動作の順序で、Aが終わってBみたいなやつです。
 原因は説明なくても分かると思います。

 1 付帯状況 「持って」⇒「持ちながら」
 2 付帯状況 「抱えて」⇒「抱えながら」
 3 付帯状況 「入れて」⇒「入れながら」
 4 継起 「置いてから部屋に入る」
 5 付帯状況 「かけて」⇒「かけながら」

 選択肢1、2、3、5は付帯状況なので「ながら」に言い換えられます。
 選択肢4だけは動作の順序を表す継起表現です。

 したがって答えは4です。




2021年9月14日平成26年度, 日本語教育能力検定試験