平成26年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(7)解説
(7)「で」の用法
「で」の用法は多すぎます。困った格助詞です…。
動作の場所 | あそこで事故があったらしい。 |
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範囲 | 日本で最も大きい都道府県は北海道。 |
手段・方法 | ここでは小さい声で話してください。 |
材料 | この歯車は真鍮でできている。 |
理由・原因 | 台風で休校になった。 |
状態 | すっぽんぽんで歩き回る。 |
数量 | 一人で散歩する。 |
事柄の成立に必要な物の量 | 3日で全部暗記する。 |
動作主 | 荷物は自分で持て。 |
1 場所・範囲の「で」
2 場所・範囲の「で」
3 動作の主体の「で」
4 場所・範囲の「で」
5 場所・範囲の「で」
選択肢3の「で」は場所としても理解できますが、騙されてはいけません。「我が社はこの事業を取り組んでいきます。」とデ格を主語にすることができます。場所じゃないです。この用法は「~によって」に置き換えることができます。
したがって答えは3です。
参考:格助詞「で」の用法
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