日本語教師のお仕事

 授業も残すところあと1回となり、今日はちょっと授業終わり時間が余ったのでアンケートをしました。1年生を対象に紙を配って、全員無記名で書いてもらいます。
 内容は、私に対する要望・不満です。

 1年生は今学期終わればちょうど1年間授業してきたことになりますから、この1年何か学生目線から色々なことが聞けたらいいと思って実施しました。

 私としても決して気持ちのいいことではないんですが、この1年生たちをもっとよくするためにできることを考えるためには彼らから聞くのが一番早いですよね。

 というわけで、全ての内容を一字一句詳らかに紹介します。

 先生は私たちにやりかたを教えています。
 不満はありません。要望もありません。
 不満はありません。試験は簡単にするばいいですか
 先生はとてもいいですね。私はあなたが早く彼女を見つけて欲しいです。頑張ってください。
 授業中ゲームをありますいいよ。ほかのありません。
 来学期私達に先に授業を受けさせます。先生に対して不満ではない。
 先生、問題がありませんよ~ いつも教えていただいてありがとうございます。次の学期は私たちを一緒に頑張りましょう。
 先生はとてもハンサムです。授業はまじめに責任を負う。非常に辛抱強く。私は先生に早く彼女を見つけて、毎日を楽しく過ごしたいと思っています。
 先生はとてもよくて、授業はまじめに責任を負う。要望と不満がありません。私たちに日本の文化や生活の常識を普及させてほしいです。
 日本文化や情報などが多く紹介します。不満はありません。
 会話の時に中国語で言わない、ちょっと難しい。先生は一番かわいいですね!!!
 ゲームをすることができますよ。不満はありません。
 先生は中国語が話せますか。日本語がわかりません。あついわ通訳を探してもいいです。
 先生は!!あの?? 先生は教えるのがよい。先生の木曜よる口語会話はとてもよくですから、引き続き行ってください。月曜も水日曜日…もいい!!!不満はありませんよ!!!
 平时は私たちと遊ぶことが多いです。
 日本の文化をたくさん知りたいです。私たちと交流することが多い。日本語を多く学ぶ。内容が多いように。
 日本のことをたくさん言ってください。
 とてもいい。
 言えない学生があるなら、すぐ彼に座らせたらがいいです。言えないならいつも待っても言えないです。
 話のスピードが遅い。
 とてもいいよ。
 先生に怒られないように。
 口語の練習をお増えになります。
 私は先生に遊びに出させました。たとえば、私たちのサークル活動の月大会に参加できます。

 遠慮したのか不満は一切ありませんでした。
 要望もいろいろ書かれていたんですが、そのほとんどは授業とはあまり関係ないものが多くて、参考にしようにもなんとも…。
 まあゲームをやってほしいって話があったんですが、ゲームするにもある程度日本語力が必要なので、来学期はそういう意味でちょうどいいかもしれません。

 指名して言えない学生は座らせた方がいいという意見がありました。
 今度からそうすることにしますとは素直に言えませんね…。でも実験的に試してみようと思います。
 逃げ癖がつくと困るので、座らせた後考えさせて、最後に指名するなど工夫が必要かも。

 あと彼女の話ですか。
 これはもう幾度となく言われ続けていること。26歳だと中国では婚期真っ只中ですからどこ行ってもこういう話は話題に上がります。
 日本人の感覚だとまだ遅くもなく早くもなくって感じですからまず仕事に今の集中集中。

 アンケートの成果はあんまりなかったけど、やって良かったです。
 2年生もやろうかな?

日本語教師のお仕事

 この夏休みに授業構成を大きく変更しないといけないかなと思ってます。主任の意向に沿った内容を取り入れなければいけません。それに伴って来学期以降は授業のカリキュラムも変わります。

 新しく3年後期の授業が新設されました。これによってスピーチや弁論に特に力を入れる必要が出てきました。

 1年前期 基礎文法
 1年後期 初級文法
 2年前期 ディスカッション
 2年後期 ディベート
 3年前期 ディベート
 3年後期 未定

 今まではこうしてました。でもディスカッションは対立構造を作り出しにくいのであまり盛り上がらないので別のに変えたいと思っています。
 一方ディベートはかなり盛り上がります。テーマさえあれば1年ずっとやってもいいと思っているくらいです。

 問題は2点。

 1.ディスカッションを無くすとして、初級文法から次すぐディベートというのはハードルが高いので、やはり何か敷居のあまり高くない、かつ発話を多く促せるような内容を考え出さないといけない。

 2.主任の強い要望でもあるスピーチをどのように授業に組み込み、まだどのように指導していくか。2年生から始めるのが妥当だと思うが、その場合ディベートとどのようにすみ分けしていくか。

 
 ディベートっていうのは私が今までやってきた中で最高の授業です。
 私の発話は授業冒頭にテーマを与えるときのみに限り、あとはほとんど学生の発話を促せます。これは”会話”の授業の理想形ですから切り捨てるわけにはいきません。

 現実問題、これら全部やろうと思えばやっぱり授業のコマ自体増やすしかないと思いますが、それは主任によると単位の話と関係してくるので難しいそうです。
 限られた時間の中でディベートもスピーチもという選択はどっちつかずになってしまう恐れもあってやりたくないのですが、この辺りどうバランス取ればいいのか悩みの種です。
 

中国での生活

 学生からの話によると、明日は高考らしいですね。
 日本のセンター試験と同じく、大学に進学するための重要な2日間です。

 今これを書いてるのは中国時間6月7日午前2時ですから、試験開始まであと6、7時間というところでしょうか。
 受験生は今ちゃんと眠れているのか、はたまた最後の追い込みをしているのか。
 朋友圈では応援する内容が飛び交っています。

 
 普段は大体夜10時くらいになると、学校から帰ってくる高校生をよく見かけます。
 彼らはこの時間まで授業はないものの連日教室で自習をしています。
 しかし今日は高考前日。高校は灯りがついてるんでしょうか… 気になって行ってみました。

 これはついさっき10時頃の写真、廊坊第一高校です。
 普段はこの時間は灯りもついていて人が行き交っているのですが、今日は門も閉じられ人気がありませんでした。

 もう校内には誰一人いないようです。
 それもそうで、明日ここは試験会場となるため今はもう既に立ち入り禁止。
 部外者が入ると、しかもそれが外国人となればなおさら、面倒になること必至です。

 教室も全く灯りがありません。
 この写真に写っている全ての窓は普段電気がついているはずですが、廃墟のようになっていました。
 あまり実感はないですが、やっぱり高考前日なんだなあと雰囲気から感じられます。

 ちなみに第一高校の学生は第一高校でセンター試験を受けることができません。
 これは不正防止のため、必ず別の高校に行って受験をしなければなりません。
 日本と違うのは、直接大学に行かなくていいってことですね。

 そもそも中国のセンター試験は日本と根本的に異なっています。
 まずは学生は明日あさってと決められた高校で受験。
 自分の点数が明らかになったら、その点数によって自分の行きたい大学を選択します。
 大学は第1から第5志望まで書くことができて、1つの大学につき5つ(?)の専門を選択できるそうです。

 必ずしも自分が行きたい場所に行くとは限りません。
 点数が高いほど優先的に振り分けられますが、低ければほぼ希望の専門へ行くことはできなくなってしまいます。
 大学生になること自体は非常にハードルが低いと言えますが、自分が学びたいところに行ける学生はほんの一握りです。

 
 明日あさっての試験で、9月入学してくる新しい一年生が決まります。
 まだ見ぬ一年生、応援のしようがありませんが頑張ってください! 私はここで君たちを待ってます!