中国での生活

 あなたは日本語が堪能な中国人です。
 全く日本語のできない中国人の上司と日本へ行き、2人で神社へ行きました。
 手水舎には「この水は飲まないでください。」という看板が立っていましたが、上司はその漢字だけを見て飲めるものだと思い、飲んでしまいました。
 これを見たあなたは、どのような行動をしますか?
 
 .看板の内容は説明せず、一緒に飲む。
 .看板の内容は説明せず、自分は飲まない。
 .看板の内容を教えて、自分は飲まない。

 昨日学生から出された問題です。

 私は苦肉の策で2番を選びました。
 でもすぐ学生に「もし上司が気付いたらどう言い訳するんですか?」と指摘されました。
 そしたら上司の自分の対する心象が悪くなってしまいます。
 確かに納得できる部分もありますが、だからと言って飲んではいけない水を飲むのは嫌ですよね…。

 私は、1番は「上司のための行動」だと思いました。看板に気付かないふりをして、もしお腹を壊すのであれば一緒にということです。
 しかしその学生に言わせれば、1番は「最も自分のための行動」だそうです。
 それを言われて、全く意味が分かりませんでした。

 説明しないで一緒に「美味しいですね」と言って飲むことで、上司の自分の対する心象が良くなる。飲んではいけないかどうかはともかく、上司と同じことをして良い関係を築くことで後々の給料や待遇がきっと良くなるはずだ。

 彼女たちはそう答えました。
 私はこの問題で給料や待遇の話は1ミリも考えませんでしたのでめちゃくちゃ驚きました。

 1番を選んだ日本人は、果たして本当に給料や待遇が良くなることまで考えられているかどうかかなり疑問です。
 これがカルチャーショックというやつですね…。

日本語教師のお仕事

(人´∀`) 最近の若い人は自己中心的って本当?
(*´・д・) 本当ですよ。私たちよりも若い人はそうです。
(人´∀`) へえ、そうなんだー
(*´・д・) 特に90代はひどいですね。
 
(*゚Д゚) …90代!?

 年齢や年代を表す日本語、特に「代」と「年代」には注意しましょう。

 

~代/~歳台

 10代/10歳台(10歳~19歳)
 20代/20歳台(20歳~29歳)
 30代/30歳台(30歳~39歳)
 …
 90代/90歳台(90歳~99歳)
 100歳台

 数字に直接結び付くときは「代」を使い、数字の間に単位を挟むと「台」を使います。通常会話では「~代」のほうが多く用いられます。

 0~9歳を表す言い方はありませんが、無理やり言うなら0代ではなく、「一桁/一桁台」と言うかもしれません。100歳以上は「100歳台」や「100歳以上」などと言います。

 

~年代

 …
 70年代(1970年から1979年)
 80年代(1980年から1989年)
 90年代(1990年から1999年)
 2000年代(2000年~2999年、あるいは2000年~2009年)
 …

 単に60年代などと言われるときは1960年代を指します。
 これは本来年齢を表す言い方ではなく、時間や時代を表す言い方です。なのでこの年代に生まれた人を指すときは通常「60年代に生まれた人/60年代の人/60年代生まれ」等と言います。

 10年代や20年代という言葉は普通言いません。
 混乱を避けるため、「1910年代」と言われます。

 また、元号を使って「昭和50年代」などと言われることもあります。この場合は西暦と元号が一致していないと分からないので注意が必要です。

 

「90代」と「90年代」

 90代は90歳~91歳の人を指します。
 90年代は、1990年~1999年のことです。

 漢字一つ違うだけで全然意味が変わりますので、注意してください。

日本語教師のお仕事

 ちょっと嫌なことがありました。

 今日もいつも通り夜7時に外国語学院5階の椅子に座って学生と会話をしていました。
 本当にいつも通り楽しく会話していたのですが、503室から学生が出てきて「私たちは自習しているので少し静かにしていただけますか?」と。
 こんなことを言われたのは初めての経験です。

 その1年生たちは大学側の命令で7時から9時まで教室で自習することが決まっています。しかしなぜか毎日というわけではなく、いる日もいればいない日もあります。
 私からすると自習を強制するのは一体どうなのかと思っているのですが、学生達たちも9時になれば待ってましたとばかりに一人残らず一斉に帰っていきます。まるで早く帰りたいかのように。

 こんな状況で本当に自習していると言えるのでしょうか。その様子はまさに”他習“です。
 自習をしているから静かにしてくれと言えるほどのことをしていないと感じます。

 実は3年半前は教室の中で会話をしていました。しかし教室内では自習している学生達に直接影響が及ぶので、そういう経緯があって廊下に移動したのです。わざわざ椅子などを買って会話専用の場所を用意したくらいです。
 それから2年半くらいは毎晩ずっとこの5階。まさかこれが否定されるとは思いもしませんでした。
 この経緯を一切知らない1年生から言われたのでなおさら腹が立ちました。

 私ははっきり言いました。
 「私は遊んでるんじゃなくて仕事しているんです。自分の学生が日本語で話したいと言ってくれているからここで話しています。君たちは教室にいて、私たちは廊下にいるんだからこれ以上は譲歩することはできないし、静かにしろと言われる筋合いはありません。

 結構厳しいこと言いました。思い返すと怒りで周りが見えていませんでしたね…。
 ごめんごめんちょっと静かにするねって言えたら円満だったはずなのに、多少大人げなかったかと思います。

 でもここで私が折れると、私だけでなく学生も以降ずっと肩身の狭い思いをしなければいけなくなってしまいます。
 中国流で言いたいことははっきり言って伝える。
 納得させることはできなくても、一方的に意見を言って黙らせるということも時には重要ですよね。