教案, 二年後期 作文

 第5回の作文の授業です。

 まずは前回の提出物を返却。
 前回までの課題は6つになりました。再提出を3回食らってる人もいますが、鬼のように返却し続けてます。
 訂正作業には相当時間が必要そうだったので30分与えました。
 その間学生の間を歩き回って、質問があれば私が教えて…という流れです。

 さて、今回の内容はYahoo!知恵袋への回答に挑戦してみよう!というものです。
 簡単に言いますと、私が選んだ質問に対して学生が真面目に回答を考え、実際に学生の回答を一字一句同じく投稿します。

 間接的とは言え実際に日本人と接することになるわけですからきっと緊張感もあるでしょう。
 それに質問に対して真面目に答えようとすれば自分の文法、単語、書式にもより気を遣ってくれるはずです。

 学生の興味が引けるであろう恋愛のカテゴリから2つ選んで、そのうち1つを学生たちに選んでもらいました。
 2年生は27人いますが、このうち本当に投稿するのはランダムに選ばれた8名。
 本当は全部投稿して読んでもらいたいのですがしょうがないです…。

 学生たちは40分間、本当に真剣に考えていました。
 言葉の細部の意味まで質問されたのは、この2年生初めてのことです。
 それは本当に真面目に回答していることの証拠です。

 そしてついさっき8人分の回答の投稿を終えました。
 私も一通り回答に目を通したんですが、優しいアドバイスから厳しめのアドバイスまで様々…。

 あとは質問者さんの返信などを待つのみです。
 結果は来週の授業で教えることにしていますが、一応経過が見られるように質問のURLを学生に教えておきました。

 
 今後もあと1回くらいは同じことやりたいですね。
 今回はやりませんでしたが、提案やアドバイスの時に使える文法なんか同時に教えるべきだったかな。
 たとえば「~ほうがいい」「~すべき」「~はどうですか?」などなど。

 以上、第5回目の作文でした。

日本語教師のお仕事

 今日の3年生との会話では終始重い話をしてました。
 中国の嫁姑問題、そして伝統的に続いてきた男尊社会についてこんなことがあったと一つニュースを教えてくれました。

 中国のあるところに仲が悪い嫁と姑がいました。
 中国では子は親ではなく姑が面倒を見ることになっているが、彼女は姑が嫌いだったのでできれば子を預けたくないと考えていました。
 
 しばらくすると彼女は妊娠。身籠った子が健康かどうか検査することにしました。
 すると赤ちゃんは障害を持っていることが判明。
 
 医者は中絶を薦めるが、彼女は頑なに拒否をしました。
 理由は彼女はわざとその子を産むことで姑に苦労の多いであろう障害持ちの子のお世話をさせるため。つまるところ復讐。
 
 復讐を果たせたかどうかは分からないが、結果その子供は10歳に亡くなったそう。

 なんとも胸糞が悪いというか… 理由が最低です。

 
 嫁姑問題は何も中国だけじゃないです。
 でも子は姑が面倒を見るという中国独特の文化によって拍車をかけられた憎悪が彼女にここまでさせてしまった。
 中国男性の”压力”も大概ですが、結婚後の女性の”压力”も負けてませんね。

教案, 日本語コーナー

 チームで話し合いながら一つの結論を導き出すことを目的としたゲームをコンセンサスゲームと言います。NASAゲームはこのお互いのコンセンサス(合意形成)が求められるゲームで、企業の新人研修などでも用いられているようです。

 今回はこのNASAゲームを教室でもやってみようという試みです。

 

NASAゲーム

 まず、参考にしたサイトはこちらの2つです。
 ・グループワークで使えるNASAゲームのやり方
 ・コンセンサスゲーム宇宙(NASA)の回答

 NASAゲームを簡単に説明するとこんな感じになります。

 数人乗せた宇宙船が月面に不時着し機体は破損。母船から320km地点に降り立ちました。
 宇宙飛行士たちに残されたのは破損を免れた15のアイテムで、これらを使って母船へと辿り着くことが目的です。
 まずは皆で話し合い、このアイテムを優先度・重要度の高い順に順位をつけましょう。
 (15のアイテムは上記URL参照)

 このゲームの面白いところは、NASAの模範解答が用意されていることです。
 0~25点は最優秀、26~32点は優秀、33~45点は良、46~55点は可、56点~70点は不可。点数は自分の答えとNASAの答えの優先度の差をアイテムごとに求め、全て足し合わせて求めます
 自分の答えと比較することができ、宇宙飛行士の素質があるかどうかも分かるというわけですね。

 

実際にやってみた結果

必要なもの プリント
かかる時間 1時間くらい
人数 グループに分けるので大人数でも可

 実際に授業で使ったpdfを置いておきます。
 NASAゲーム問題.pdf
 NASAゲーム回答.pdf

 まずは10分くらい個人で考えてみて、その後はグループで20分話し合いました。このグループでの20分は恐ろしいくらい意見がぶつかっていました。これが本当に月面だったらみんな死んでるかもしれないというくらいの白熱ぶりです。

 グループ発表では黒板に1から15までの順位を書いてもらって、その理由について述べてもらいます。上位の物がなぜ必要か、下位の物はなぜ不必要か説明するのも日本語を学ぶ良い機会です。

 発表では「〇〇さんによれば~だそうです。」みたいな言い方もあり、話し合った末誰かが妥協した様子も垣間見えます。これがコンセンサスゲームの良いところですね。

 そしてこれが各グループの回答と結果です。

 

 なんと、22点の最優秀となったグループがありました! 本当に驚きです。

 実際コンセンサスゲームはディスカッション的な要素もありますし、お互いに意見をすり合わせるためアイスブレイク的な使い方もできます。発表では日本語を使うことになりますので、参加者にとっても有意義な時間になるはずです。

 ぜひ試してみてください。