1年生前期会話

 先日新1年生の会話がありましたので、その内容をここにまとめておきます。

 一年生の初授業がこんなにも遅くなったのは军训が2週間ほど行われていたためです。
 また来週末には国慶節で大型連休に入ります。おそらくこの1週間を超える連休の影響で学んだ日本語の全て忘れてしまうことでしょう。ですからそれまでの間4回授業がありますが、できるだけ真面目にやらないで興味関心を引ける内容で行きたいと思ってます。

 本番は国慶節後ということですね。

 さて初回の授業。まずこのような流れでやりました。

 ➀私の自己紹介
 最初ですから私の名前を始め、いろんなことを話しました。
 この辺りは雑談です。

 ➁名簿作成
 一年生の名簿がないので、1枚の紙に全員の名前を書いてもらいました。

 ➂みんなの顔写真
 次に恒例の記念撮影。
 寮ごとに教壇まで来てもらい、黒板に名前を書かせてその下に立ってもらいます。各2~3枚ずつ撮りました。
 これは名前と顔を覚えるためです。

 ➃連絡先交換
 今回新しい試みがあります。
 全員と連絡先を交換するまでは普通なんですが、この学年から「语音」という機能を使って宿題を提出してもらおうというものです。つまり、連絡先交換は宿題提出のための手段ということですね。

 ➄清音、濁音、半濁音
 第一回目のメインディッシュとも言えます。
 清音「あ」~「ん」、そして濁音、半濁音です。これを一列ずつ復唱しながら練習していきました。

 「ふ」「ゆ」がおかしいなあという人もいますが、まあ軽く触るくらいにしてどんどん進んでいきましょう。
 「じ」「ず」「ぢ」「づ」は混乱を招きやすいですから、発音は同じということを説明します。

 ➅宿題について
 発音練習が一通り終わったら、今日勉強した内容を「语音」で提出するよう言います。
 清音、濁音、半濁音です。期限は次の授業までとしました。

 
 ここまでで50分経過です。
 本来休憩を挟んであと50分授業があるわけですが、初回ということもあってここで授業をスパっと終わりました。前述した通り最初にあんまり叩き込んでも覚えられないですし、何より国慶節前なのでゆるく行きたかったからです。

 以上、1年生前期はじめての授業でした。
 次回はもっと刺激的な授業になるかと思います。ご期待ください。

2年生前期会話

 2年生前期第2課は「クラスメートを褒めよう」というテーマ。

 以前も同じ授業がありましたので、参考にしてみてください。
 http://nihongonosensei.net/?p=3121

 まずは褒める相手を決めましょう。
 好きな2人組になります。奇数の場合は3人組でもいいですし、あるいは教師と学生が組んで帳尻合わせてもいいかもしれません。

 そのペア同士で今度はお互いに見つめ合ってもらいます。これは掴みの一つ。
 よく目を見て、目を離さずというが長い時間できるペアもいれば、ものの数秒で恥ずかしがってできなくなるペアもいます。男女でペアを組めばなおさらですね。

 ここでテーマの発表。
 向かい合った相手の良い所を10個挙げてもらいます。ここで十分に時間を取って考えてもらいます。

 10個箇条書きで書いてもらったところで、次にそれを発表形式に直します。
 このタイミングでもいいですが、1つ、2つ…9つの読み方を一通り確認しておきましょう。
 
 発表のテンプレートはこのようにしました。

 みなさん、こんにちは。
 私は〇〇の良い所を紹介します。聞いてください。
 1つ目は___です。昔これこれこういうことがあったからです。
 2つ目は…
 …
 以上です。ありがとうございました。

 書いた箇条書きの良い所を一つずつ発表していくのですが、ポイントはそれに対する根拠を述べるということです。あの時あんなことがあったので私はこう思うと言えばもっと信憑性が増しますし、発表時間も伸ばせます。

 このテーマは自分の良い所を話してくれるので、比較的聞いている人も耳を傾けてくれるテーマと言えるでしょう。
 テーマの性質上短所は一切言わないことになりますが、実は褒めるのには色んな方法があります。

 例えば
 「毎日ゲームをしているから、とても上手です。」
 「(女の子に対して)毎日たくさんご飯を食べるところがすごいと思います。」

 上手やすごいという言葉で終わっていますから一応褒めてはいますが、ゲームばかりしているのは通常褒められることではなく、また女の子がご飯をたくさん食べるのは恥ずかしさを感じることでもあります。つまり皮肉を使っているんですね。

 何も言わなくてもこのような表現はいくつか見られました。
 皮肉を使えるかどうかは初級を脱する一つの指標でもありますので、発表が終わった後に取り上げてもいいかもしれません。

 今回は以上です。

スピーチと弁論

 第3回目のスピーチと弁論の授業。
 まずはいつも通り2人の学生が準備してきたパワポ発表。そして本題のテーマです。

 今回のテーマは「時間とお金、どっちが大切?」です。
 第3回目は対立構造を上手に生み出せないテーマでしたので、再び二者択一のテーマへと戻りました。

 いつも通りこの題についてどちら側につくか1分ほど自分で考えてもらい、その後グループ分けします。教室右側に時間、左側にお金と分かれてもらったんですが、最初は時間4人、お金15人という結果。なのでお金側から5人時間側に引っ張り出して無理やりグループを作ります。

 

 結論から言うと、今回は非常に盛り上がりました!
 今までは質問に対する回答は1回で終わっていたのですが、回答に対する更なる反論を促したことでまさに討論と言う状態になりました。何度も繰り返される反論がこのテーマの良さを証明しています。

 写真はまさにその場面で、もう身を乗り出して反論を仕掛けているところ。
 つい激化して中国語で反論する場面もあったんですが、そこで「日本語で言わないとその質問は受け付けられません」という切り返しもあり、まさに3年生という感じがする雰囲気ですね。

 各々の意見もユニークなものがあり、教室の笑いを誘う内容も多かったです。
 今回も学生の意見を一部ご紹介します。

 【時間派の意見】
 ・旅行できる
 ・家族と過ごせる
 ・体を鍛えたりすることができる
 ・お金を稼げる
 ・彼女・彼氏と付き合える
 ・真の生き方を見つけるには時間が必要
 ・お金は取り戻せるが、時間は取り戻せない。
 ・お金はあればあるほど価値がなくなっていく。

 【お金派の意見】
 ・お金は生活の基礎
 ・お金があれば経験が増えるので視野が広がる
 ・違う世界が見れる
 ・お金の力で時間を省ける
 ・お金は家族に相続できるが、時間はできない。
 ・人を自由にする
 ・お金で時間を節約できる

 【時間派⇒お金派への質問】
 ・私と彼氏は時間があるだけで嬉しい。お金はいらない。
 (回答)お金があればもっと嬉しい。
・生命の基本は時間だ。
 (回答)…
 ・中国の皇帝は高齢になった後に時間をかけて長寿の薬を探していた。やはり時間は大切だ。
 (回答)そもそも皇帝はお金の力で探していたのではないか。

 【お金派⇒時間派への質問】
 ・彼氏とごはん食べて、「割り勘にしよう」と言われた時お金ないならどうする?
 (回答)笑い
 ・お金があれば買い物に困らない。時間があっても好きなものは買えない。
 (回答)時間があればお金を稼げる。
 ・お金があれば、仕事をする時間は必要ない。
 (回答)これは個人のやりたいこと。
 ・私たちは女の子。綺麗な服を買って、旅行して、化粧して… お金は必要です。
 (回答)化粧に関して最も良いのは化粧ではなく、寝ることだ。つまり時間が大切だ。

 
 赤い文字は盛り上がった意見。やはり面白い意見はいつも奇想天外です。
 以上、今回の討論でした。