日本語教師のお仕事

 廊坊と長野県松本市は友好都市関係にあるようです。その関係からか、日曜の午後2時、不定期で週1回、廊坊のとある場所で日本語教室が開かれています。先週に引き続き今日も参加をしてきました。

 廊坊師範学院の日本語学科生を初めとして、日本語に興味のある社会人の方まで様々いらっしゃいます。講師は廊坊で会社員をしている日本人の方で、毎回2時間程度フリートークで授業をします。日本語学科の学生は、その就職先に日系企業や通訳、翻訳などの職業を挙げます。本日はそれに関するお話で、学生にとっても貴重な情報だったのではないかと思ってます。また、講師の方は私より遥かに人生経験があるので話題も豊富。毎回私も参考になっています。

 廊坊には数人日本人の方がいらっしゃるようです。当たり前ですが、いずれも私より年上。40歳くらいの方が多く、日系企業で働いています。中国に来てから日本人にまだ1人しか会ってません。そのため、日本語教室は私にとっても情報交換の場になっており、毎週楽しみになっています。

 授業を受ける人は15元参加費として払い、そのお金は授業中の飲食等に使われます。私は教師という立場上払う必要はないようですが、お菓子を結構食べてるので若干申し訳ないですね・・・。

 さて、特別授業が終わって徒歩で学校へ。到着は夕方の5時半。中門にて会うと約束していた1年生4人とちょうど合流し、一緒に晩ご飯へ行きました。 

 彼女たちはまだ十分に話せませんが、とにかく旺盛です。友達が4人もいるからでしょうか。臆することなく話します。基本的には私から質問はあまりしません。これは彼女達の発話を引き出すためですが、案外うまくいきます。質問をしてくれれば私が話題を広げていく。一年生にはそうやって自信を付けさせるのが先決だと思ってます。上の写真は、単語を携帯で調べたり、話し合って答えを探しているときの写真です。かわいらしいですね。

○○怎么说?

 「○○ってどう言うの?」という感じでしょうか。中国語は分かってるけど、その日本語が分からない。そんなときによく学生が言うフレーズです。たくさんの学生と会話してきましたから、このフレーズは死ぬほど聞きました。私はそれに対して「なんて言うの?」と必ずからかいます。困った顔をして笑うので癖になりますね(笑)

 帰宅してまもなく、さっき一緒に食事した1年生から马さんから「今日は楽しかった」と微信が届きました。まだまだ語彙が少ないので定型文が多いですが、彼女達の様子から気持ちは十分伝わります。そして最後に画像も届きました。

 彼女の日本語能力ではまだまだ難しいのか、翻訳アプリを使ってのメッセージ。嬉しいのは”今後もっと日本語を勉強する”と言ってくれたことです。1年生と1時間半もみっちり会話するのは荒行かもしれませんが、そこで自分の課題が見えて、モチベーションの向上に繋がるのなら企画したかいがありました!

 彼女たちはまだ1年生。卒業するまで一緒に勉強したいですね~

日本語教師のお仕事

 この学校には5階建てのとても大きな図書館があります。以前から図書館の前を通るたびに入りたいなあと思っていたのですが、学生に聞くと、専用のカードがなければ入館できないそうなのです。ですから半分諦めていたのですが、今日はなんと、初めて図書館に入ることができました!

 この大学の図書館はとても特殊で、先生といえど専用のカードがなければ図書館のゲートをくぐることが出来ないようになっています。常に、改札の横に立っている駅員みたいな人がいるので、カードがなければ難しいのです。

 というわけで学生からカードを拝借。ゲートにかざし、無事(不正)入館。なんてことはありません。私は”一応”先生ですから、バレてもどうにでもなるのです!

 さて、各階の廊下には、4人座れるテーブルが端から端まで置かれていました。土曜日の朝ですが、中国の学生は勉強していました。この光景は圧巻です。とても静かで、カメラで撮影することをためらってしまうほど。この写真は勇気を振り絞った渾身の一枚です。

 一つ一つのテーブルで友人同士がまとまっていると思いきやそうではなく、空いていればどこでも座る。そういう習慣があるようです。また、私は見たことがありませんが、この図書館の椅子を確保するために、毎朝図書館が開く時間帯に行列ができるそうです。勉強に対する意欲が凄まじいです。

 ちなみに、もともと志望してなかったのに日本語学科になった学生は、私の「なぜ日本語を勉強するのか」の問いに対し、「日本語学科の学生として当たり前のことです。」と言ってのけたのは感心というより尊敬に値します。中国の学生は自分が希望した学部へ行けるとは限りません。学力に左右されるのはもちろん、学生が非常に多いので希望から漏れる場合もあるとのことです。中国の大学事情については今後詳しく書こうと思ってます。

 昼食は学食。今日一番の絶品はこれ。揚げた鶏肉に唐辛子や胡椒をまぶした食べ物。日本にもあるけど名前が分からない・・・ けどおいしかったです。

 午後になると学校をぶらぶら散歩。出会った1年生の男子学生2人と晩ご飯を食べて今さっき帰宅しました。

 日本語教師は土曜日も日曜日もやることが多いですね。仕事というよりは学生と遊んでいるみたいなので楽しいですが。明日も学校の外で特別授業があります。先生としてそちらに参加する予定があるので、今日は早く寝ます!

中国での生活

 今日1年生の授業が終わった後、学生に誘われて自然公園に行って来ました。廊坊師範学院からタクシーで10分もかからず6元。歩けば20分くらいでしょうか? 自然公園というくらいだからさぞ緑があるんだろうと思いきや全く色がなく、それどころか入り口は大きな工事中で粉塵がすごい。出鼻を挫かれました。

 自然公園とは名ばかりで、正体は小さめの遊園地。ボロボロの遊具がぼちぼちそびえたっています。初めはゴーカートで遊びました。ゴーカートというと、ほぼ死語みたいなところがありますね・・・。私が小学生くらいの時はやった記憶がありますが、日本では本当に少なくなってきてると思います。

 このゴーカート、車体の側面には空気の入ったタイヤのようなゴムが巻きつけられていて、レースをするかと思いきや、車体同士を衝突させて遊ぶようです。

 車体の後部からは1本のワイヤー(?)が上に伸びており、天井に接しています。ここからしばしば火花が飛ぶところを見ると、おそらくワイヤーを伝って車体に電力を供給しているんじゃないかと思います。どうなんですかね・・・。あまり見ないので詳しいことは分かりません。

 次に遊んだのは輪投げ。これは本当に絶句しました。まさに”前時代的”という言葉がそのままそっくり当てはまる光景です。しかも地べたにじゅうたんを敷いて、その上に商品があるだけ。長期間置かれていたと思われるものは遠目から見ても汚さが分かります。ましてや陶器の中身に何が入っているか分からない・・・。かなり抵抗がありました。

 日本の大学1年生なら、絶対に遊ばないでしょう(笑)
 しかし彼女達は本当に楽しそうに遊びます。私がまだ生まれたことのない、何十年も昔の日本にいるような感じがしました。

 5時頃になり、自然公園から撤退。今日は劉さんの誕生日ということで、これから食事に行きました。場所は学校近くの「香口魚」という中華料理屋です。毎回食事に誘われると聞かれることがあります。
 「先生は何を食べたいですか?」
 この質問は死ぬほど聞きました。毎回「私はいいから、君は何を食べたいの?」と返しますが、これは全く効果がありません。私が先生という立場なのか、かなりのおもてなしをしてくれるのです。今日は劉さんの誕生日なのに、劉さんすらもてなしてくれます。今日の主役は私じゃないはずなのに・・・。

 続々と食べ物が運ばれてきます。私含め9人もいるので、円卓は賑やかです。そして今日の食べ物で一番おいしかったのはこれ。「なんとか肉絲」です。名前は相変わらず分からないので、おいしかったものは写真に撮るようにしてます。とにかくおいしい。これとご飯の相性は最高でした。

 ピンボケがひどいですが、この鶏肉の食べ物も絶品。辛さも相まってご飯が進みます。

 食後、みんなでケーキを食べました。冠を被っているのが今日の主役、劉さん。19歳になったそうです。

 ケーキはホールで買われますが、基本的には切られてません。付属のプラスチック製のナイフがついていて、購入者がそれを使って切る。それが一般的のようです。当然ケーキは高いところから落としたときみたいに崩壊します。しかしそれは一つの愛嬌。誰一人文句は言わず、むしろケーキが崩れていることを楽しむくらいの雰囲気がありました。

 最後に主役の劉さんは、中国語で歌を歌ってくれました。携帯で音楽を再生しながら、一人で、その場で・・・。日本人なら恥ずかしくてほぼやらないですね!

 中国人は、人前で何かをすることに本当に抵抗がありません。むしろやりたがるくらいです。こういうのに参加すると、毎回彼らのテンションに後れを取るので疲れます・・・。あと何回か経験しなければ適応はまだまだ難しそうですねぇ。

 ちなみに1年生は既に半年日本語を勉強してますが、まだまだ私の言うことは分かりません。意図的に簡単な単語を使ってあげれば、数秒黙りますが分かってくれたりします。意思疎通は少し不安でしたが、杞憂だったみたいですね。来週からの授業はもっと発展させられそうです。

 というわけで今日も疲れました。ゆっくり休みます。今のところ明日は予定がないので、授業内容を考えることにしましょう・・・。