日本語コラム

 「すく」も「あく」も空間ができるという共通の意味がありますが、その程度に違いがあります。

 「すく」は、部分的に空間ができること。その中に少し空間ができること。
 例えば「車内がすいてきた」では、以前より人は少なくなったという意味になる。

 「あく」は、そこにあるものが無くなること。
 例えば「席があいた」では、席を占有していた人が去って、その席が使用可能な状態になったことを指す。

 こちらを参考にしました。
「すく」の類義語・同義語

日本語教師のお仕事

 先学期から始めた試み「毎日一句」。この計画は、毎日私が日本語一言を提示して学生がそれを読みます。発音を直すことだけではなく、日常でよく使う日本語を覚えてもらうために行っています。今までは1年生にのみ行っていたのですが、とある学生が私たちもやりたいと言ったのを機に、ついこの間3年生にも波及しました。学生がしたいなら教師が拒否する理由はありません。

 しかし初めは一年生と同じ方式で行っていたんですが、これには不満があったのか、3年生の方からやり方改善の相談を受けます。具体的には、私が日本語を提示するのではなく、学生がそれぞれ1つずつ自分で選び、読んで、私が訂正をする方式です。一年生の方式よりやはり難しく、3年生らしいと思いませんか?

 こちらは永世名人(17世名人)の谷川浩司先生、現会長の言葉です。この言葉をチョイスして読み上げる、すごい渋いですよね。しかも一言どころの長さではありません。やっぱり上級生です。
 今学期多くの3年生はN1合格に向けて勉強を開始していて、日本語に対する意欲がぐっと高まっていると感じます。3年生にはこのまま私を遠慮なく使ってもらって、学習のサポートができればいいと思っています。

日本語教師のお仕事

 昨日また一つの計画が始まりました。一週間の中で私と学生お互い空いている時間を確保し、学生二人と私一人、計三人でじっくり日本語で会話をするというもの。一年生は月曜日の夕方から夜10時までびっちり予定が組まれています。私の稼働率が極端に増える計画ですから当然負担は大きいのですが、日本語の能力を伸ばすには本当に効果的な方法だと思います。ちなみに1年生だけではなく、当然2年生も3年生も会話があります。私のスケジュールを見る限り、一週間で完全OFFの日は無くなりました。いかに空いた時間で授業の準備をしたり、趣味のジョギングを続けたりするかですね。

 実はこの会話、先々学期に1回やったことがありました。しかしあまりにもタイトなスケジュールになったので先学期は様子を見て無くしたのです。その結果予想していたより日本語の会話能力は伸びず、先学期末にちゃんと手をかけておけばよかったとかなり後悔しました。その反省を踏まえて、今学期は計画復活です。

 授業外会話の効果は計り知れません。
 授業中自信がないため奥手になっている人、あまり積極的に話さない人と対面で話すことができ、「私は先生と話せるんだ」と感じてもらう事で、これが今後の授業中の態度や反応に良い影響を与えます。また、日本語を話すことに対する恐怖心も中長期的に和らげられ、学習意欲の向上も期待できます。私としても、学生の今まで知らなかった側面を知れるのは授業中に生かせます。まさに良いことずくめの手法です。

 今学期は特に予定がたくさんあって大変ですが、健康に気を付けて頑張りたいと思います。学生ともっと距離を縮められるように努力したいですね。