日本語教師のお仕事

 昨日の2年生の授業、ディスカッションで私の方からあるグループに質問をしていたところです。
 一部非常に態度が悪い学生がいて堂々とスマホをいじって遊んでいました。

 ディスカッション中は他の人の話も聞いて積極的に参加してほしいので、その場で一度一言「ダメだよ」と注意。
 しかしずっと止めません。

 まだ終わらないのかみたいな大きな溜め息をついり、座り方も大概になってきたり…。
 ディスカッションが終わったあとに同じグループだった4人に「来週は授業に来ないでください。」と覚悟を決めて叱りました。

 それを聞いた4名、頷く人もいれば神妙な顔してる人も。
 教室もすぐ異様な空気になりましたので、その一言だけを言って授業は終わりです。

 その後4人は逃げるように帰って行きました。その態度も残念でした。
 しかしやる気がない人がディスカッションに参加しても闊達な議論になりませんから、むしろ来ない方がいいと思っています。
 こちらとしては何か無い限り呼び戻すつもりはありません。

 …ということが昨日ありました。叱るというのは双方にとって辛いことです。

 今回を含めて過去に3回叱ったことがあります。
 そのうち2回は今の2年生の授業態度でした。他のクラスに比べて問題を多く抱えています。

 自信が不足しているんだと思います。
 ですから夕食後に会話しようよと誘ったりしましたけど誰も来てくれず、先学期は結局2年生の会話だけ行われませんでした。
 授業外の会話がないと良い関係も築きにくいですから、今回の問題は信頼関係の欠如にも原因があるはずです。

 
 学生をどうやって叱ればいいのかは圧倒的な経験不足でよく分かっていません。
 今回のように授業から追い出すということが正しいかどうか。

 この記事を見てくださった方からのアドバイスをぜひ聞きたいです。
 ぜひお願いします。

教案, 二年後期 作文

 第2回の作文の授業です。

 まずは前回書かせた三題噺の返却。
 これらを全て確認し、間違いである部分に赤い丸をしました。
 丸が一つでもあれば不合格で再提出。毎週1つないし2つの課題を与え、学期末にはそれらの提出状況で成績を決めます。

 初回無事合格したのは1名…。
 2年生の作文はあまりにひどいもので、形式から単語・文法まで壊滅的でした。

 冬休みあれやこれやといろいろ準備してきたことは全てやらないことに決め、基本から教えるつもりです。
 そのためには助詞、口語使用、不自然な表現、句読点の使い方、書式、文全体のまとまり、全てにおいて鬼のように訂正します。
 嫌われることは間違いないでしょうが、この授業では学生に茨の道を進んでもらおうと思っています。

 ちなみに作文には赤い丸を書くだけで具体的にどう訂正すればいいかは示していません。
 まずは返却して学生自身に考えさせるためです。
 もちろん質問されれば答えますが、原則質問されない限りこちらから答えを教えることは絶対にありません

 今回の授業冒頭でこのことに触れました。今学期を通してのルールです。

 そして今回の課題は2つです。
 一つは前回の流れからもう1回想像作文です。

 「2人は別れた。」この後に続く内容を自由に考えてもらいます。
 2つ目の課題はもう一度三題噺。数人の学生に任意の名詞を挙げてもらって「ゲーム」「抹茶」「食べ物」の3つに決まりました。

 今回最も注意したことは、常体と敬体です。
 一番初めの文末が常体なら、それ以降全て常体でなければいけません。敬体でも同じです。
 これは日本人なら何気なくやりますが、やはり学習者ではなかなか意識しにくい部分だと思います。

 実際1回目の訂正でもほとんどの作文で統一されていませんでした。
 これに関しては強く意識してくれるようになるまで何度も訂正を繰り返さなければいけないと感じてます。

 
 この2つの課題を書いている間に私は再提出した作文の訂正、交換日記の進捗確認です。
 私も学生も暇な時間は一切ありませんでした。
 お互い茨の道ですが、今学期最後まで頑張ろう!

教案, 二年後期 会話

 第3回目のテーマは「若いうちにすべきこと」です。

 まずは「若いうち」の定義から。
 学生の意見から大体20歳以下くらい、大学生以下だと決めました。

 まずはこのテーマについて一人ひとり考えてもらいます。
 5分くらい時間を与えました。

 まずは一人ひとりの意見発表。
 素質を高める。視野を広げる。教養を高める。そんな内容ばかり。
 若いうちに素質を高めるべきだというなら、素質とは何か、どうやって素質を高めるのかまで踏み込む必要があります。

 意見があまりに抽象的でしたので、より具体的な意見にまとめるようアドバイスをしてグループで一つの意見を出してもらいます。
 時間は休憩時間も含めて20分与えました。

 各グループの回答です。

 良い仕事を見つける
 ・良い仕事が見つかれば親を心配させずにすむ。
 ・好きなものを買うことができる。
 ・旅行へ行くことができる。
 ・やりたいことをすることができる。

 このグループは終始論点がずれていて、聞いていても筋が通ってなかったですね…。

 道徳を高める
 ・道徳は仕事の基準である。
 ・優秀な人になれる。

 「だからどうやって道徳を高めるの?」「勉強しなくても道徳が素晴らしい人はいる」と質問が飛びましたが、良い回答はありませんでした。

 視野を広げる
 ・英語を勉強すれば文化を知ることができる。
 ・数学は応用力を養うことができる。
 ・歴史は伝統を学べる。
 ・学校での基本的な勉強は視野を広げるために役に立っている。

 若いうちにすべきことが勉強。一般的な回答です。

 家族を幸せにする
 ・そのために勉強を頑張る。
 ・勉強を頑張れば授業料が安くなったり、奨学金をもらえたりして家族の負担が少なくなる。
 ・兄弟に勉強を教えることができる。
 ・勉強ができればいい彼氏もできる。
 ・私が幸せなら家族も幸せ。

 
 もっとふざけた回答があってもいいと思います。
 しかし皆の意見は結構真面目な方に寄ってしまって、盛り上がりはイマイチですね…。

 この学年はあんまりはっちゃけるほうではないのでしょうがないかもしれません。
 ですからより真面目なテーマを持ってくるとちょうどよかったりするのかな?

 以上、第3回目でした。