試験中、何をしてはいけませんか?

 今日は1年生に「~してはいけません」を教えました。意味は禁止で、その前に動て形が接続されます。前学期別の先生の授業で既に勉強してますが、使う場面が多い文法なので再度私の授業でもやることにしました。て形の複雑な変化の復習にもなりますからね。

 まずは動詞の基本形からて形への変換を練習します。好きに動詞を言わせて、そのて形も言わせる。全員やれば多くのパターンのて形を復習できると思います。

 そしたら、て形と「してはいけません」の接続の練習。
 「書く」→「書いて」→「書いてはいけません」
 「する」→「して」→「してはいけません」
 「死ぬ」→「死んで」→「死んではいけません」
 こんな感じです。

 ここからが「~してはいけません」の本編。用意した練習問題は3つ。

 「図書館で、何をしてはいけませんか?」
 考えなくてもすぐ分かることがいくつかありますね。1年生の反応も速かったです。例えば、話してはいけません。食べてはいけません等々。5つくらい挙げてもらいました。4つ目にはもう考え付かなかったのか、タバコを吸ってはいけませんとか、バスケをしてはいけませんとか、もはや図書館と全く関係ないことを言い出してみんな爆笑。私もちょっと立っていられないくらい腹抱えて笑ってましたね~

 「寮で、何をしてはいけませんか?」
 図書館よりも少し難易度が高め。料理をしてはいけません、ドライヤーを使ってはいけません、バスケをしてはいけません等々でした。もうここでもバスケが出ている時点で、学生達もツボにはまっていたんですね。

 「試験中、何をしてはいけませんか?」
 ・話してはいけません。
 ・携帯を使ってはいけません。
 ・ダンスしてはいけません。
 ・他人の答案を見てはいけません。

 特にカンニングの話の時はすごかったです。先々週勉強した「~したことがありますか?」が役に立ちました。あるかどうか聞いてみたら、80%くらいの人がカンニングしたことがあると挙手。ちょっと方法を聞いてみたら、カンペ用意したり、手に書いたりと、やっぱり国は違ってもやる方法は同じでした。堂々と携帯を机に置いて見たりする豪快な女の子もいました。本当はダメなことなんですが、ダメだよ!って強く怒らないほうがいいですよね。教室の雰囲気のために。

 そして今回のテーマは「家の中の教育」
 お父さんお母さんからの教育で「~してはいけません」というものがあるかどうか。理由も付け足すよう促しました。

 ・夜8時から出かけてはいけません。
 ・嘘をついてはいけません。
 ・お酒を飲んではいけません。
 ・恋愛してはいけません。
 ・一人で遠い所へ行ってはいけません。
 ・パソコンのゲームをしてはいけません。
 ・食事の時、テレビを見て(話して)いけません。
 ・テレビドラマを見てはいけません。
 ・喧嘩をしてはいけません。
 ・入れ墨を入れてはいけません
 …
 女の子一人ですから、夜は危ないですね。
 恋愛やゲーム、テレビを見てはいけない理由はいずれも勉強のためでした。
 お酒を飲んではいけませんと教育されながらもお父さんは飲んでいたり、面白い家庭環境の学生もいました。
 
 これで2時間ピッタリ。
 改善の余地はまだちょっとありそう。今は思いつかないけど。

雨の日にしかできない傘の小話

 今日朝起きたら雨+濃霧で、久しぶりに悪い天気でした。今学期ここに戻ってから初めての雨です。天気が悪い時って学生の気分も何かと落ち込んでて、授業の雰囲気も悪くなりがち。今朝授業に向かう道中で”雨と関係した話題”で授業冒頭何か盛り上げることができないかなーと考えながら歩いてたんです。そしたらなんと、教室に着いた瞬間、辺りにたくさん置かれている傘を見てパッと閃きました!

 傘で色を学ぼう。
 「みなさん傘はありますか?」から開始。
 一人ひとり傘の色を聞いていきます。青、黒、ピンク、緑、紫… いろんな色がありましたね。15名いたのでかなり種類がありました。一つずつ黒板に書いていき、色の名前を確認してもらいます。中には模様がある傘もあり、教室で差して見せてもらったりもしました。

 最後に私の傘も紹介。折りたためないタイプの薄い黄色。中国のほとんどの学生は折りたたみ傘を使っています。日本よりも使用率は遥かに高いと思いますね。このあたりの違いも教えたりしました。

 今思い付いたんですが、相合傘のお話をしても面白いんじゃないかな? 私はその時思いつきませんでしたが、あとで2年生にやってみたいと思います!

 時間にして5分くらい。雨の日ならではの掴みって感じですね~
 今日はなんか頭が冴えてる!

【日本での生活ガイド】電話口の日本語編

 今回は日本語で電話をかけてみよう!というテーマにしました。留学したらおそらくアルバイトをすることになります。授業に来た学生の大半はコンビニでアルバイトするつもりでいろんな不安を感じているようでした。まずはその前段階、バイトを探すための電話! 電話しなければ面接も始まりません。必要不可欠ですから、気合入れて教えてきました。

 どうやってバイトを探すかですが、これは中国とあまり変わりありません。インターネットで探したり、アプリもありますね。また友達の紹介や店の張り紙も。唯一異なる点はコンビニなどに置いてる求人情報誌です。これはその地域に特化した情報が載っているうえに無料ですから利用しない手はありません。

 バイトの場面でよく使う単語も教えておきましょう。
 ・時給
 ・シフト
 ・週休
 等々…

 さて、電話をかけて相手が出たらまず何を言うべきか。ここは多少差はあるにしても定型文ですから丸暗記してもらいます。
 例えば「突然の電話失礼しました。私は〇〇と言います。本を見て電話しました。アルバイトはまだ募集していますか?」みたいにできるだけ低姿勢の日本語が好ましいと思います。

 それに対して「募集してますよ」と言われれば、次は面接の話になるでしょう。要件を伝えなければいけません。
 ・自分の名前、電話番号、面接の日程、場所…
 ここでシフトに関してや仕事の内容に関して質問してもいいですね。また、外国人でも問題ありませんか?とあらかじめ伝えておくのは案外大切なことだと思います。

 次は確認。
 「もう一度確認したいんですが、よろしいですか?」のような一文を挟んで、面接の日程、場所、履歴書、あるいは店長さんの名前、電話番号等を確認します。間違わないためにも重要ですね。

 最後、電話を切る時はどのように言うか。
 「分かりました。では何月何日何時にどこどこに行きます。ありがとうございました。失礼します。」のような言い方ですね。

 この後実践練習してみました。私が架空のコンビニ店長になりきって学生からの電話に対応します。学生の目標は今日教えた電話口の日本語を駆使して面接の予定を取り付けること。私は架空の名前、架空の電話番号、架空の日程、架空の場所をあらかじめ準備しておき、学生達の声が届かない教室の外へ出ました。教室ではみんなに聞こえるようスピーカーに切り替えます。

 結論から言うと、実際に電話してくれた学生はまあまあ良かったと思います。分からない時、聞き取れないとき「すいません。もう一度お願いします。」と言えました。これは実践的に重要なことです。
 いくつか良くなかったところを挙げれば、店長さんの名前を聞き取れなかったこと。名前が分からないと何かと不便だし失礼にもなりますね。そして最後電話を切る時、私が言った「失礼します。」に対して無言でした。これには同様に「失礼します。」で答えたほうがいい気がします。

 一度模擬練習をしたことで、重要な点がより明確に分かってくれたかなと思います。
 私にとっても有意義な授業となりました。