平成28年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題2(5)解説

 平成28年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題2(5)の問題は以下。
 【「あなたは大学生ですか」「はい、大学生ですね」】

 終助詞「よ」は4つの用法があるそうです。
 ①判断・主張・感情などを強めて相手に知らせたり、言い聞かせたりする。
  (1) 一人でも大丈夫だよ。
  (2) 私もそう思うよ。
 ②願望・依頼・禁止の意を強めて表す。
  (3) 早く行けよ。
  (4) そんなことするなよ。
 ③相手をなじる意を表す。
  (5) カメラを壊したのは誰だよ。
  (6) 何見てんだよ。
 ④勧誘・ねだり・投げやりの意を表す。
  (7) 早く行こうよ。
  (8) もう止めようよ。

 問題文は、自分の主張を強めて相手に知らせる終助詞「よ」を使うべきところを「ね」を使ってしまった誤用です。

 
 1 「ええ、そうですね
 自分が書いた字が間違っているという相手の指摘に対して「そうですね。直します。」と答えることは間違いではありません。しかし、「ええ」は自分が既に知っていることに対して使うことができる言い方ですので、この部分が誤用です。正しくは「あっ」や「ああ」などと言うべきです。これは問題文と同じ終助詞の誤用ではありません。

 2 「どうぞ、こちらですね
 自分の主張を強めて相手に知らせる終助詞「よ」を使うべきところを「ね」を使ってしまった誤用です。

 3 「あ、ヤンですね
 自分の主張を強めて相手に知らせる終助詞「よ」を使うべきところを「ね」を使ってしまった誤用です。

 4 「いえ、とんでもありませんね
 自分の主張を強めて相手に知らせる終助詞「よ」を使うべきところを「ね」を使ってしまった誤用です。

 したがって答えは1です。