平成28年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(8)解説

 名詞は普通名詞(実質名詞)と形式名詞に分けられます。

 普通名詞/実質名詞とは、名詞のうち、それだけで実質的な意味を持つ一般的な名称のこと。猫、犬、手、足などの多くの名詞を始め、「私が知りたいのは、彼が来なかったわけだ」の「わけ」なども”理由”や”原因”に言い換えることができるためこれに分類される。

 形式名詞とは、名詞のうち、それだけでは実質的な意味がないか、あるいは元々の意味が薄くなっている名詞のこと。例えば「早く起きることができない」の「こと」が挙げられる。節を名詞化する機能しかない。

 形式名詞かどうか見極めるためには、以下の3つのポイントが重要です。

①節を修飾して名詞化している
②主語にならない
③平仮名で書かれる

 1 実質名詞(”理由”や”原因”に言い換えられる)
 2 形式名詞
 3 形式名詞
 4 形式名詞
 5 形式名詞

 1の「わけ」は理由や原因の意味がありますので、形式名詞ではありません。
 それ以外には実質的な意味がないので形式名詞です。
 したがって答えは1です。

 参考:形式名詞と実質名詞





平成28年度, 日本語教育能力検定試験 解説