平成28年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(6)解説

平成28年度, 日本語教育能力検定試験

 平成28年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(6)は【動詞の自他】の問題です。

 他動詞の判別方法には以下の3点に注意する必要があります。

①「~を+動詞」の形になるものは他動詞
②ただし、「[場所]を[移動動詞]」の形をとるものは自動詞
③それ以外の動詞は自動詞

 これから判断できることは、選択肢1~5全てが自動詞であることが分かります。

 1 廊下を走る。(自動詞)
 2 橋を渡る。(自動詞)
 3 裏道を通る。(自動詞)
 4 グラウンドを回る。(自動詞)
 5 会社を移る。(自動詞)

 自動詞か他動詞かで答えを導くことができなかったので、別の方法を探す必要があります。というわけで、自他の対応も見てみます。

 1 走る(自) ⇔ 走らせる/走らす(他)
 2 渡る(自) ⇔ 渡す(他)
 3 通る(自) ⇔ 通す(他)
 4 回る(自) ⇔ 回す(他)
 5 移る(自) ⇔ 移す(他)

 2~4は「~る」と「~す」で自他の対応していますが、1はそうではありません。
 したがって答えは1です。

 参考:自動詞と他動詞の判別方法について