トイレの”瘴気”問題

日本語教師のお仕事

 トイレというのは怖い場所です。私はもう大丈夫ですが、少なくとも子供にとってはそうですね!理由は一体なんでしょう。私の場合は「トイレの花子さん」かもしれません。トイレにまつわる怖い話といえば真っ先にこれを思い浮かべます。もとはといえば学校のトイレが怖いという話ですが、転じて全てのトイレが怖くなったのは言うまでもありません。

 トイレが怖いのは、てっきり日本だけのお話だと思っていました。中国に来てから固定観念に囚われんとする私の理性が働いているので、日本の常識を中国に適用しなかっただけの話です。しかし、中国でも日本と同様、「トイレが怖い現象」が蔓延していたのです・・・。

 授業中に学生に聞きました。

 「どうしてトイレが怖いの?」
 ―「お化けがいる!」
 「お化けなんて信じていないでしょ?」
 ―「・・・ 瘴気がある!」

 耳を疑いました。

 「瘴気!? 見えるの!?」
 ―「見えない」「たぶんある」「映画で見える」

 この場合の「瘴気」とは「何かがいる感覚・雰囲気」のことだと思います。トイレが怖い理由が、瘴気があるからというのは斬新ですね・・・。

 理由は違えどトイレが怖いという認識は一致しているわけです。きっと人間の本能的なものが影響してるんでしょうか・・・?そこら辺の解明は専門家に任せましょう。

 幽霊という存在を中国の人はあまり信じない気がします。見たことがないものは信じない、実に現実的です。
 「幽霊は信じないなら、じゃあ龍はどうですか?」
 中国で龍とは神聖な動物で、昔話ではよく登場します。実際に居たかどうかは分かりませんが、見たことがないという点においては幽霊と同じです。見たことないものは信じないという物差しを使えば、龍も信じないことになるわけですね。しかし、ある男子学生は「龍は信じるが、幽霊は信じない」と言いました。面白いですね! 龍とは格が違いますが、河童がいるかどうか聞かれたら私も「いる!」と答えるかもしれません(笑)

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Posted by そうじ