【第22課】ハインツのジレンマ

2018年12月6日スピーチと弁論

 第22課のテーマは「ハインツのジレンマ」です。

ハインツのジレンマ
ある男の妻は病気で死にかけています。その病気は同じ町に住む薬剤師が開発したある薬を飲むことによって助かる可能性があります。薬剤師はその薬に2000ドルの値段をつけました。夫は知り合いや親戚からお金を借りましたが、1000ドルしか集められませんでした。夫は自分の妻が死にかけているので安く売ってくれるようにお願いをしましたが、薬剤師は「この薬でお金儲けをするために開発したんだからダメだ」と言われました。その後夫は薬局に押し入って、妻のためにその薬を盗み出しました。

 この夫の行動に賛成か反対かです。


 

賛成派の意見

 ・いつでも人の命は重要
 ・二人の感情は大切
 ・強盗は悪いが、愛が優先される
 ・夫の行為に賛成はしないが、経緯がある。
 ・もし夫なら、妻の命を捨てることはできないだろう。
 ・夫は既に手を尽くした。もうやれることは強盗しかない。
 ・薬剤師は他人の利益を損なわせた。
 ・他の方法があるなら、夫はこの方法を選ばないだろう。
 ・薬剤師が物価を釣り上げたのは違法だが、道徳的に見殺しにする方が悪い。
 ・夫に悪意はなく、薬剤師を殺すこともお金を奪くこともなく、薬だけ奪っていった。
 ・薬剤師として最もすべきことは、できるだけ安く提供してあげることだ。
 ・薬は何度も作れるが、妻は死んだら戻ってこない。
 ・薬の価値とは、患者を救うことである。
 ・お金儲けのためというなら、まず夫に薬を渡してその効果を実証したら、他の人ももっと薬を買ってくれるようになるのではないか。
 ・薬剤師には同情心がない。

 

反対派の意見

 ・暴力は問題を解決する方法ではない。
 ・研究開発者は値段を決める権利がある。
 ・奪い取るのはそもそも違法行為。
 ・研究開発者の利益を保証しないと、その後誰も研究しなくなる。
 ・薬剤師は開発に投資したから儲けるべきだ。
 ・弱い人のために自分を犠牲にするべきではない。
 ・命のための違法行為は全て許されるというのか。
 ・「妻のために」は間違っていて、命は平等。例外は作るべきではない。
 ・夫がやむを得ないのは薬剤師のせいではない。薬剤師が夫に対して責任を負う必要はない。
 ・社会秩序のため、この行動を許してはいけない。欲しいものを奪う人が増えてしまう。
 ・お金が無い人の違法行為は全て許されるというのか。
 ・お金を持っている人は正規価格で買うわけで、これでは逆に不平等である。
 ・たった一人のこの行動を許すと、他人も同じことをするかもしれない。
 ・なぜその夫婦だけ無料なのか。
 ・この薬剤師が新しい薬を開発したのは人を救うためではなく、自分の利益のためだ。
 ・お金がなくても法律は守らなければならない。
 ・薬剤師や医者は決して慈善ではなく、一つの職業である。
 ・報酬を得るのは人の権利で、薬剤師には自分の利益を犠牲にして人を助ける義務はない。
 ・もし人を助けなければ冷たい人だと思われるだろうが、これは道徳の誘拐だ。
 ・人を助けるのは義理で、助けないのは本分だ。
 ・薬剤師は2000ドルで全ての人にチャンスを与えた。これを買えない人はそれまでだ。
 ・自然の法則で、弱い者は淘汰される運命にある。
 ・助ける権利も助けない権利もあるのではないか。

 
 
 賛成派の意見も反対派の意見も納得できるものが多かったです。
 賛成派は感情に訴えかける方法、反対派はそもそも違法だと言い張って一歩も譲りませんでした。

スピーチと弁論

Posted by そうじ