【第79回】目上の人を呼び捨てにするのは失礼

2018年12月13日日本語コラム

 学生はアメリカ人の先生を親しみを込めて名前で呼びます。名前がJohnならストレートにJohnと呼ぶわけです。しかし日本人の先生に対して苗字や名前で呼んだら大変失礼です。さんや君などの敬称をつけずに呼ぶことを呼び捨てと言って、これは通常目上から目下に使われる呼び方です。

 毎年新1年生には1人2人くらいそういう人がいます。
 悪意はなく親しみを込めて呼んでくれているのは十分分かりますので特に気分を害することはありませんが、万が一別の先生が聞いていた場合は説教が始まってもおかしくありませんね。

 そしてつい先日、そういう一幕がありました。

1年生 : たかはし~ こんばんは!
わたし : おっ、こんばんは!
3年生 : すごく失礼ですよ!
1年生 : (´・ω・`)…?
3年生 : 先生をそうやって呼ぶのは失礼だから、「先生」と呼びなさい!
1年生 : (人ω<`;)

 3年生と一緒に散歩してた時に偶然その1年生に会い、間髪入れずに叱ってくれました。本当に先輩の鑑です。
 1年生はまだとっさに「ごめんなさい」「すいません」が言えなかったせいで笑ってごまかす感じになりました。あのままずっと居れば気まずくなっていただろうと思いますが、私たちは散歩中でしたのでそそくさと立ち去り、その1年生にとっては良い経験になったかなと思います。

 私はこういうことにあまり注意しません。日本語教師としてダメですかね…
 わざとでなければ悪意もないですし、注意しなくてもいずれ自分の間違いに気付く時があります。私が注意するよりも他人から注意されたほうが強い印象になります。
 今回ばかりは3年生に拍手ですね!

日本語コラム

Posted by そうじ