【第70回】日本語の数字にまつわるお話②

日本語コラム

「0」に関する言い方

携帯番号は「ゼロ」

 携帯番号を読み上げるときは「0」は「ゼロ」です。090を「れい きゅう れい」と読むのは聞いたことがありませんが、もしかしたらかなり少数派でいるかもしれません。
 なお、4は「よん」、7は「なな」、9は「きゅう」です。それぞれ別の言い方が用いられることはありません。
 携帯番号は3桁-4桁-4桁で構成されていますので、読み上げる時はその括りはひとまとまりとして読み、「-」で一呼吸置きます。

090-1234-5678
090  (ぜろ きゅう ぜろ)
1234 (いち にー さん よん)
5678 (ご ろく なな はち)

 

教室や部屋などは「マル」

 アパートやマンションの部屋、教室など、例えば「301号室」などと「0」が含まれる場合は「マル(丸)」と読みます。
 108号室は「いち まる はち ごうしつ」です。
 図形の丸と「0」の形が似ていることから、この読み方が使われるようになったと思われます。

 405号室 (よん まる ご ごうしつ)
 203教室 (にー まる さん きょうしつ)
 301の住人 (さん まる いち のじゅうにん)

 

小数点は「れい」

 少数の時の一の位は「れい」と読まれます。
 小数点以下の0は「れい」でも「ゼロ」でもどちらでも構いません。
 0が連続する場合は、「れい」を繰り返すケースが多いようです。

 0.34 (れい てん さん よん)
 0.005 (れい てん れい れい ご)
 2.03 (にー てん れい/ぜろ さん)

 

その他の「0」について

 時間は「0時(れいじ)」
 点数は「0点(れいてん/ぜろてん)」
 温度は「0度(れいど/ぜろど)」
 金額は「0円(ぜろえん)」
 回数は「0回(ぜろかい)」

 

物を2つずつ数えるときの言い方

大きく分けて3種類ある

 1つずつ数える方法だけではなく、2つずつ数える方法もあります。
 その場合は2、4、6、8、10と偶数で数え、10まで来るとまた2へ戻ります。
 この時の言い方が場所によって異なるのですが、日本では大きく分けて3種類あります。

 2  4  6  8  10
 にー しー ろー はー とー
 にー しー ろー やー とー
 にー しー ろー ぱー とー

 8の読み方が微妙に異なるだけで大体同じです。
 もし日本語学習者が使う場合は、上記の3つのうちいずれかを使うといいでしょう。
 最も使われているのは「にーしーろーはーとー」でした。(私調べ)

 その他もっとローカルな言い方もあるようです。

 2  4  6  8  10
 にー しー ろー はー じゅー
 にー しー ろく はの じゅー
 にー そー ろく はの とー
 にの しの ろの やの とう

 
 数字にまつわることについて2回に分けて書きました。
 以上です。

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Posted by そうじ