【第69回】日本語の数字にまつわるお話①

日本語コラム

 日本語の数字には学習者を悩ます理不尽なところが多くあります。
 実際数字に関係する内容を教えるときは細心の注意を払わないと混乱を招きますし、統一した言い方があればいいんですけどね…

 ということで数字に関係する言い方をざっと集めました。
 複数回に分けて紹介したいと思います。今回はその1回目です。

数える時の日本語

数え上げるとき(カウントアップ)

10
ぜろ いち さん よん
ろく なな
しち
はち きゅう
じゅう

 日本語で数え上げる時は特に注意することはありません。
 4は「よん」でも「し」でも構いませんし、7も9もどちらでも良いです。
 数え上げるときに通常0は言いませんが、もし言うとすれば「ゼロ」です。このとき「れい」は一般的に使われません。

 

カウントダウンのとき

10
じゅう きゅう はち なな ろく よん さん いち ぜろ

 カウントダウンでは使われる言い方が固定的です。
 9は必ず「きゅう」、7は「なな」、4は「よん」、0は「ぜろ」です。
 それぞれ「く」「しち」「し」「れい」を使うと明らかに間違いです。

 

個数を数えるとき

10
ひとつ ふたつ みっつ よっつ いつつ むっつ ななつ やっつ ここのつ とお
ぜろこ いっこ にこ さんこ よんこ ごこ ろっこ ななこ はっこ きゅうこ じゅっこ
じっこ

 何か物の個数を数える時は2種類の言い方があり、「~つ」と「~個」です。

 「~つ」は0がありません。そして1から10まで例外的な使われ方をします。よく学習者が覚えるのに苦労する部分です。
 11以上で「~つ」の言い方はありません。11以上の数を数えたい場合は「~個」を使います。

 「~個」は0があります。「れいこ」はあまり聞かず、通常「ぜろこ」と言います。
 「1個」「6個」と「8個」は発音が変わり促音が含まれますので注意が必要です。
 「~個」には数えられる限界がありません。

 

年齢を数えるとき

0歳 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳 6歳 7歳 8歳 9歳 10歳 20歳
ぜろさい
れいさい
いっさい にさい さんさい よんさい ごさい ろくさい ななさい はっさい きゅうさい じゅっさい はたち

 年齢の場合、特に注意するべきなのは「1歳」「8歳」「10歳」です。
 それぞれ発音が変わって促音が必要になります。
 20歳は「はたち」と呼ぶのが一般的です。ただし「にじゅっさい」でも間違いはありません。

 

カレンダーの読み方

 「~つ」と同じく1から10までは例外的な読み方をします。
 「14」「24」は「じゅうよっか」となります。「じゅうよんにち」「じゅうしにち」とは言いません。
 「19」「29」は「じゅうくにち」です。「じゅうきゅうにち」「じゅうここのか」は間違いです。
 年齢と同じく20日は「はつか」と呼びます。「にじゅうにち」というのは間違いです。

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Posted by そうじ