【第51回】疑問の終助詞「の」

日本語コラム

 教科書では疑問文にするとき文末に「か」をつけると習いますが、疑問文にするには多くの方法があります。
 ここではその内の一つ、疑問、質問をするときに使える終助詞「の」を紹介します。

 

疑問の終助詞「の」

 疑問の終助詞「の」は、意味としては「か?」と同じです。
 基本的には女性や子供がよく使い、友人など親しい間柄でも使われます。

  (1) これは誰が歌ってる曲ですか?
  (2) これは誰が歌ってる曲なの?
  (3) テニスのどこが難しい?
  (4) テニスのどこが難しいの?
  (5) 私はまだ君の中で彼女なの?

 女性や子供がよく使うことから、優しさや子供っぽさ(可愛らしさ)のニュアンスがあります。ですから文全体の印象は「か?」を使うよりも柔らかめになります。

  (6) なんで宿題しなかったんだ? (語気が強め)
  (7) なんで宿題しなかったの? (柔らかめ)
  (8) 何食べたいの? (柔らかめ)

 女性や子供のみならず、相手の未熟さ、子供っぽさなどを認めている場合にも使えます。
 例えば50歳の上司が30歳の部下に対して「の」を使う場合も十分ありえます。
 この性質上、立場が上の人から下の人へは自由に使うことができます。目上の人には使えません。

  (9) どうして遅刻したの?
  (10) この前お願いしたあの件、今どうなってるの?
  (11) なんで宿題しなかったの?

 

疑問の終助詞「の」の接続

 名詞 + なの? (あれは何なの?)
 な形容詞語幹 + なの? (卵好きなの?)
 い形容詞 + の? (一人は寂しいの?)
 動詞普通形 + の? (ご飯食べたの?)

 名詞とな形容詞語幹には「なの」を、い形容詞は直接「の」を接続します。
 動詞は名詞修飾形であれば何でも接続できます。

  (12) 歴史ってどう勉強するのが正解なの?
  (13) もしかしてあの人は君の母なんじゃないの?
  (14) これからどうするの?
  (15) どうしたの?

 

その他

 友達に「ですか?」と使っていては硬い表現ですから、女性なら特に覚えて身に付けておきたい表現です。
 目上の人に使うことができませんので、この点だけ注意してください。

 
 以上です。

 

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Posted by そうじ