トロッコ問題に対する中国人大学生の考え方

日本語教師のお仕事

 先々週の作文の授業で「トロッコ問題」に関する宿題を出しました。
 下の画像の通り、有名な問題です。

 ついさっき作文の添削をし終わって結果を集計してみました。

 1人死ぬ:6名
 5人死ぬ:8名
 選べない:1名

 人数的には拮抗していますからやっぱりいい問題ですね。

 1人死ぬのを選んだ人達の理由としては、当然ながら死ぬ人数が少ないほうがいいとの判断です。
 これはごもっとも。

 しかし5人を選んだ人たちの理由は結構面白かったです。
  ・もともと何もしなければ5人が死ぬ。ということは彼らは死ぬ「運命」だった。
  ・もしレバーを引いたら、それは自分が1人を殺したということになる。そうすると訴えられてしまう

 特に「運命」という言葉を使う人が半数以上。
 このような道徳的な問題に対して「運命」と言うと、何か論点がずれているような気がしないでもありません。

 また、訴えられるかもしれないという回答は中国的な文化を濃く反映しているように思います。
 いわゆるあの南京での問題とも関係あるんでしょうね。
 日本人ならこんなことは考えないでしょう。これもまた問題の本質とはかけ離れたところで考察してる感じがします。

 
 結果として面白かったですね。
 日本人と中国人の違いを改めて感じることができました。

日本語教師のお仕事

Posted by そうじ