【N1文法】~如き/如く/如し(ごとき/ごとく/ごとし)

N1文法, 日本語の文法

説明

接続

 動辞形/動た形(+が/かの)+如き+名詞
 動辞形/動た形(+が/かの)+如く~(文中)
 動辞形/動た形(+が/かの)+如し(文末)
 名詞+の+如き+名詞
 名詞+の+如く~(文中)
 名詞+の+如し(文末)
 

意味

 像…一样
 如…
 就像…
 像…似的
 

解説

 比喩の文法。書き言葉として用いられることが多い古語です。
 「如き」は「~ような」と同じで、後ろには名詞が接続されます。
 「如く」は「~ように」と同じで、文中で用います。
 「如し」は「~ようだ」と同じで、文末で用います。

 (5)のように、「ごとき」が人称を表す名詞に接続する場合は比喩としての意味を失います。自分について述べるときは謙遜の意味になり、他人について述べるときは蔑んだり全否定する意味になります。この用法のときは「ごとき」と平仮名で書きます。

 「お前には分かるはずない」+「”お前”に対する蔑視」=「お前ごときに分かるはずがない」
 「私には分かりません」+「謙遜」=「私ごときには分かりません」

 

例文

 (1) 汗が滝のごとく流れ出す。
     (汗就像水龙头一样地流。)
 (2) 何事もないかのごとく振る舞った。
     (假装什么事儿都没有的样子。)
 (3) 至福の時間は夢の如く早く過ぎる。
     (最幸福的时间总像梦一般稍纵即逝。)
 (4) 光陰矢の如し
     (光阴似箭)
 (5) 彼ごときに負けるわけにはいかない。
     (我不能输给他。)
 (6) たかがゲームごときにムキになるな。
     (像游戏一样罢了不至于大动肝火。)
 (7) 皿洗いごときでお湯を無駄使いするな。
     (像洗碗这种事情就不要浪费热水了。)
 (8) こんな広い世界で自分ごときに何ができる?
     (在这个广阔的世界中像自己这样的人能做什么呢?)
 (9) そんな事言われても俺ら一般市民ごときに何が出来るんだ。
     (即使说是那样的事情,像我们这种一般市民又能做什么呢。)
 (10) そんな発想、私ごときにできませんよ!
     (那种发散思维,像我这样可想不出来啊!)

 

備考

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