【第4課】「幸せ」の定義とは?

2018年3月30日2年生後期会話

 第4回目のテーマは「幸せの定義」です。

 幸せとは個人によって変わってくると思いますが、だからこそここでは哲学的な答えを出すことを目標としました。

 まずはこのテーマについて一人ひとり考えてもらいます。
 5分くらい時間を与えました。

 まずは一人ひとりの意見発表。
  ・幸せな家庭がある。
  ・好きな人がいる。愛情を感じる。
  ・精神と物質の生活で満足する。
  ・病気がない。
  ・自分の情緒を分かち合う。
  ・自分のやりたいことができる。
  ・月並みながら足るを知る。
  ・世界が平和
  ・困難がない
  ・毎日楽しむ
  ・体と心が自由
  ・自分の国家が強大になる
  ・ほかの人に頼らない
  ・自分で生活する。自立する。
  ・愚痴がない。

 この時点でいろいろと質問したかったんですけど、それはとりあえず後のディスカッションのためにとっておくことにしました。
 もう少し具体的にまとめてくださいねーと言って考慮時間20分与えました。

 各グループの回答です。

 家族の健康
  家族が健康なら幸せ。
  このような考え方は中国の文化に深く根付いていると思います。家族を大切に思う気持ちは日本人のそれよりも遥かに強いです。

 土曜日は幸せである。
  土曜日は一週間の中で最も幸せな日。
  金曜日に授業が終わって開放的な一日。
  日曜日は明日のことを考えたり、宿題があったりするから幸せではない。

 お金が10万元あること。
  10万元あれば何でも買うことができる。
  もし病気になってもすぐ治療を行うことができる。
  お金は全ての基礎。

 やりたいことができる。

 幸せな家庭がある。
  「幸せ」が入れ子になってて堂々巡りになる答え方です。
  この「幸せ」の意味さえはっきりさせれば一理ありますね。

 自分の国家が強大になる。
  この答えがすぐ出てくるあたり、やっぱり日本人と中国人は違います。
  最後国が強くなれば戦争は起きなくなると言っていたのが印象に残っています。

 精神の生活と物質の生活に満足する。
  つまり物質的欲求と精神的欲求です。
  この定義だとほとんど全ての人が幸せではないということになりますね。

 お金がたくさんある。
 私はこのグループに直接質問しました。
  Q.例えば今でもジャングルの奥地に住んでいるような人にお金の概念はないですね。そういう人は幸せじゃないってことですか?
  A.私はお金があれば幸せです。
  Q.いえ、それはあなたの幸せの定義ですよね?
  A.そうです。
  Q.貧乏な人も貧乏なりの幸せがあると思いませんか?
  A.お金がないと何もできない。それは幸せではないです。

 この瞬間なんかものすごく落胆しました。
 もちろん絶対的な答えは存在しませんから、せめてこのディスカッションを通してクラスの意見を1つにまとめたいと思っていただけです。

 しかし「定義」というからには全ての人に当てはまりうる内容でなければいけないと思うんです。
 言わなければ分からなかったみたい。まさかそんな中学生、高校生みたいな答えで来るとは想像できませんでした。

 
 このテーマで2回やってみました。片方のクラスは問題ないんですが、もう片方はいつも通り全然うまくいきませんでした。
 なんか今の2年生のこのクラスは何やってもこんな感じになっちゃいます。全員没個性的で自分を表現するのがもれなくみんな苦手みたいです。
 さてこういう場合、先生はどうするべきなんだろ…。

 以上、第4回目でした。

2年生後期会話

Posted by そうじ