【第4課】限界効用逓減の法則

 日本経済の授業は100分みっちり本の内容やってるとホントついてこれなくなるので、私ばかり話すのではなく、会話の授業の手法を取り入れて学生と対話形式で進行するのを心掛けています。その一環で前回からアクティブ・ラーニングの手法を取り入れてみてます。今回も同様です。

 第4課では「突然100元もらったら、どう使う?」という問いを投げてみました。

 通常このような話をする時は10万元など非現実的な場合が多いんですが、今回は実際に100元を持っていってみんなに見せます。
 これをプレゼントします。自由に使ってもいいです。何に使いますか?という簡単な問題なんですが、これがまた100元という妙に現実的な金額なので悩んでくれます。

 3分くらい考えてもらって、一人ひとり聞いていきましょう。
 参考まで、このような回答がありました。

 ・貯金する
 ・様々な肉を食べる
 ・転売資金として運用し、更にお金を稼ぐ
 ・鍋食べる
 ・弱い人にあげる
 ・食費に充てる
 ・果物

 これは学生達のイメージを膨らませるための掴みみたいなものです。
 続いて更にメインの質問。

 「最も幸せになる100元の使い方は何?

 最初の質問は自分でどう使いたいかだったのに対し、2つ目はどうすれば幸せになれるかというものです。
 ここでは周辺のグループに分けて、結局15分くらいじっくり考えてもらったかなと思います。
 毎度ながらこの15分間は意見が飛び交って大変盛り上がります。テーマが良いのか、手法がいいのかはまだ私も分かっていませんが…

 5つのグループの回答を黒板に書いてもらいました。

 ・一番キレイな夜空に花火を打ち上げる
 ・まず貯金して、必要な時に使う
 ・生配信してお金を稼ぐ
 ・焼き羊肉、焼き牛肉、焼き鳥を食べたり、ビールを飲んだりして、ちょっと散歩して、それからお菓子を食べる
 ・両親と一緒に「复兴号」に乗る

 ここまで来たら、いよいよ「限界効用逓減の法則」の出番ですね。

 ちょうど学生が休憩時間に桃を食べてましたので、桃でやることにしました。
 写真のような図を書いて、1マスずつ説明して埋めていきます。

 同じことを繰り返すだけでは満足度はなかなか高くならないので、100元の中でできるだけ色んなことをするのがいいという結論になりました。ということは「焼き羊肉、焼き牛肉、焼き鳥を食べたり、ビールを飲んだりして、ちょっと散歩して、それからお菓子を食べる」という回答はほんと完璧でした!

 これは食べ放題の食べ方とか聴く音楽とかにも共通することですね。特に恋愛にも言えることですよーって言ったらめちゃくちゃ笑ってました。
 「毎日彼氏を変えるのが満足度高い」と言えるんですが、「同じ相手とでも毎日場所を変えて会ったり、違う話をしたりする」のが重要だということです。

 ここまでで70分近く経ってたかなと思います。
 あとは用意してたパワポと資料、残った30分ほど日本の物価問題に触れて終わりました。

 今回もとっても面白かったですね。
 来週は国慶節前最後の授業ですから、ゲームをやりたいと思っています。

 【第3課】<<【第4課】>>【第5課】

“【第4課】限界効用逓減の法則” への2件の返信

  1. ピンバック: 【第五課】貿易ゲーム – 毎日のんびり日本語教師

  2. ピンバック: 【第3課】国家運営に必要なものは何? – 毎日のんびり日本語教師

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。