可愛くなくなくなくない

 授業中形容詞がたくさん出現したタイミングでふと思いついた変な日本語の小ネタ。5分くらいボリュームです。否定の連続で混乱必至です!

 い形容詞の否定は「い形語幹+くない」ですが、この「くない」をさらに否定にすることで「可愛くなくない」。さらに連続して繋げると、いくらでも否定を繰り返すことができてしまいます。

 説明する前に黒板に「可愛くなくなくなくない」と書いて学生の反応を見てみました。すると「なく」の連続に笑みのこぼれた絶句状態。試しに読み上げてみると、この「なく」が否定の連続であることに気付いてくれます。正しい日本語なのか疑い出しますが、文法上全く問題ないことを伝えるとビックリしていましたね。

 一つずつ、肯定(+)、否定(-)、肯定(+)と書き記していくと目では理解できますが、実際耳にすると訳わかんなくなっちゃうんですね。どっちですか?と手を挙げさせたら、案外答えが分かれてました。

 重要なことは、「こんな日本語は絶対使わないから!」「日本人でもすぐ理解できないから心配しないで!」と言ってあげることだと思います。そのためにも、私自身も深く悩む素振りを見せたりしました。そうすると本当に安心して、純粋に変な日本語だな~という目線で見てくれるようになります。

 余談ですが、「可愛くなくなくなくない?」といった具合に語尾に「?」を付けると、たちまち女子高生風になりますね。同意を求める語調がありますからぐっと難度があがる気がします。ネタであろうと、この部分まで雑談する必要は全くありませんが。

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