一体、あるのかいるのか…

 「ある」と「いる」は中国人日本語学習者も良く間違える部分です。一般的に命があるかどうかという説明で区別されますが、これだけでは説明できない例外もあります。


 「ある」は非生物的、つまり命のない物によく使います。教室にあるもので言えば、携帯、教科書、チョーク、黒板、机などなど。また抽象的な物、見えない物にも使うことができます。例えば、夢、希望、予定、能力などなど。
 では植物はどうでしょうか。実は命があるのにも関わらず「ある」に分類されます。この点が一つ特殊な点です。

 一方、「いる」は植物以外の生命の存在に使います。学生、先生をはじめ、猫や犬、鳥などのペット類もこれに分類されます。ハエや蚊といった小さな生き物から微生物レベルまで「いる」を使います。

 さて、この大枠の分類方法を踏まえて、「死体」「人形」「幽霊」「神様」「ロボット」はどっちでしょうかと学生に質問してみると盛り上がります!

 本来「猫がいる」と言いますが、猫が仮に死んでいれば「猫の死体がある」と言えます。つまり死体であれば「ある」に分類されるわけです。
 人形は一般に「ある」を使います。「いる」なら命が吹き込まれた感じがして、能動的に行動している感じがしますね。ところがロボットの場合は「いる」を使うことが多いようです。以前流行したAIBOや現代のPepperなんかも「いる」と言った方が自然に聞こえますね。
 幽霊には「いる」を使います。しかし既に命がない存在ですから、学生に聞いて見ると意見が分かれます。
 では神様はどうでしょうか。幽霊とはまた違う神聖な存在ですが、こちらも幽霊と同じで「いる」が使われます。

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