中国でパスポート(旅券)の更新手続きをしてみた。

 今年の夏休み帰国しようといつも通り航空券を予約したら、パスポートの有効期限が6か月以内に迫っているので予約できず、中国でパスポートの更新をすることになりました。日本人なのに日本へ帰国できないことにびっくりしましたが、更新手続きさえすれば問題ないようなので、とりあえず日本大使館にお世話になることに。今回は同じような境遇の人に何か情報を伝えられればと思い、一通りの手続きについてまとめます。

 

中国で行うパスポートの更新の(切替発給)

 在中国日本国大使館パスポート新規(更新)発給によると、以下に該当する場合にパスポートの更新ができるようです。

(1)パスポートの残り有効期間が1年未満になった
(2)パスポートの記載事項に変更があった
(3)査証欄(ページ)の余白がなくなった(査証欄の増補は1回のみです)
(4)出生した子供の初めてのパスポートを申請
(5)有効なパスポートを所持していないとき
(6)パスポートを著しく損傷したとき

 今回は(1)の手続きについてまとめます。

 

在中国各在外公館の管轄地域

 中国の住んでいる地域によって、管轄している大使館及び総領事館が異なります。まずはどこに申請しに行けばいいかを確認する必要があります。(大使館案内 : 在中国日本国大使館

在中国大使館 北京市、天津市、陝西省、山西省、甘粛省、河南省、河北省、湖北省、湖南省、青海省、新疆ウイグル自治区、寧夏回族自治区、チベット自治区、内蒙古自治区
在上海総領事館 上海市、安徽省、浙江省、江蘇省、江西省
在広州総領事館 広東省、海南省、福建省、広西チワン族自治区
在瀋陽総領事館 遼寧省(大連市を除く。)、吉林省、黒龍江省
在大連領事事務所 大連市
在重慶総領事館 重慶市、四川省、貴州省、雲南省
在青島総領事館 山東省
在香港総領事館 香港特別行政区、マカオ特別行政区

 

申請に必要な書類

 本籍の変更がなければ、必要な書類は一般旅券発給申請書と現在のパスポート、写真1枚の3点です。
 一般旅券発給申請書の用紙は領事部にあるので、行った後に手書き記入をすることもできますし、あらかじめ印刷して持って行くこともできます。(TOP | パスポート申請書ダウンロード | 外務省

 写真の規格はは結構厳しめです。私は中国の写真屋さんで撮影したのですが、最初は規格に合っていなかったので再度修正してもらいました。規格についてはちゃんと伝えて撮ってもらわなければ、せっかく行っても申請できず、無駄足になるかもしれませんので注意してください。規格については「パスポート申請用写真の規格(平成28年4月20日更新) | 外務省」に詳しく書いてあります。

 

在中国大使館の最寄り駅は「枣营站」

 私は河北省に住んでいますので、申請は在中国大使館で行いました。在中国大使館は北京市内にあり、最寄り駅は地下鉄14号線の「枣营站」です。北京南駅から40分ほどで着きます。枣营駅から出て北へずっと進みます。歩けば20分程度で日本大使館が見えてきます。詳しい位置については「大使館案内 : 在中国日本国大使館」に地図が乗っています。

 なお、パスポートの更新等は領事部がある東門から入ります。東門はこのように殺風景ですが、入り口には警備員が立っていますのですぐ分かります。

 

パスポート更新の手続き

 パスポートを更新するにあたって、「同一人物証明」の説明をされました。これは新パスポートと旧パスポートが同一人物のものであることを証明するもので、更新後に証明が必要になる場合があります。新しいパスポートに変わった後10日以内に住んでいる地域を管轄している公安局へ行ってビザを転記・更新しなければいけなくなり、また銀行口座を持っている場合は、銀行の情報も変更しなければいけません。そのための証明です。

 後で詳しく書きますが、中国建設銀行のパスポート情報更新では同一人物証明が必要でした。必要かどうかは各機関によって異なるそうですが、念のために同時に申請しておくことをお勧めします。パスポート更新手続きと同じタイミングで同一人物証明の申請もしておくことで、次回新しいパスポートと一緒に受け取ることができます。

 申請が終わると「旅券(パスポート)受理書」をもらいます。次回これを大使館に持って行って、新パスポートとの交換となります。私は金曜日に申請したので、3日挟んだ火曜日には受け取れるとのことでした。

 申請後家へと帰る際に交通機関を利用するのであれば、身分証として旧パスポートが必要になります。ご存じの通り、外国人はパスポートがなければ列車にも新幹線にも乗れません。しかしこれも申請すれば、旧パスポートはちゃんと手元に戻ってきます。手続きの際に窓口でその旨伝えると大丈夫です。

 

新パスポートと同一人物証明の受け取り

 新パスポートを受け取るためには、まずは前回もらった「旅券(パスポート)受理書」と申請に必要なお金(現金)、そして帰りのチケットが必要です。旧パスポートが手元に戻ってくるよう申請していない場合は、帰りのチケットは不要です。これについては前回窓口で詳しい説明を受けます。新パスポートの受け取りには大体20分くらいかかりました。それと同時に、前回申請していた同一人物証明も受け取れます。

 これで、パスポートの更新は終わりです。

 

銀行でパスポート情報を更新する

 新パスポートを受け取ったら、銀行のパスポート情報を更新する必要があります。新パスポートと旧パスポート、銀行カード、そして同一人物証明を持って窓口へ行きます。手続きは15分~20分ほどかかったと思います。特に手数料などもかからず、問題もありませんでした。

 

公安で新パスポートにビザを転記する

 銀行での手続きが終わったら、次は公安です。
 住んでいるところを管轄している公安局の出入境管理局で旧パスポートにある外国人居留許可証、中国査証(ビザ)を新パスポートへ転記する手続きをしなければいけません。これはパスポートの発行日より10日以内に変更手続きを行わないと罰金を請求されることがあるので、注意が必要です。

 中国の大学で日本語教師をしている場合は、大学の外事担当にお願いすれば代わりに全てやってくれます。転記や変更手続きは大学側が行うことなので、一人では絶対にできません。外事担当に新パスポートと旧パスポート、そして同一人物証明、(写真1枚)を渡せば大丈夫です。

 ちなみにこの手続きは2~3週間ほどかかります。その間新パスポートは手元になく、例の紙切れ1枚がパスポートの代わりとなりますので、公安よりもまず銀行など他機関のパスポート情報の更新を先に行ったほうがいいでしょう。

 
 
 中国でのパスポート更新及び公安や銀行での手続きについては以上になります。
 詳しいことについては、直接管轄する大使館、総領事館に問い合わせてみたほうがいいです。中国での更新はやや面倒なので、一番良いのはパスポートの有効期限にはちゃんと注意しておくことですね。

 

2019年8月12日中国での生活