平成23年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題12解説

問1 シンボル

 1 シンプトム
 何らかの現象が起き始めている兆候のこと。

 2 サインランゲージ (sign language)
 音声言語の代わりに指・腕などの身ぶりを用いることで、特に手話を指す。

 3 シンボル
 記号のこと。

 4 所記/シニフィエ (signifié)
 フェルディナン・ド・ソシュール(Ferdinand de Saussure)によって提唱された概念。言語記号をなす2つの側面のうち、あるものの概念や意味内容のこと。

 したがって答えは3です。

 

問2 パラ言語

 パラ言語/周辺言語とは、ノンバーバル・コミュニケーションのうち、言葉に付属して相手に伝えられるイントネーション、リズム、ポーズ、声質(声の大きさ、高さ、速さ、声色)、フィラーなどのこと。それを研究する分野をパラ言語学(周辺言語学)と呼ぶ。

 したがって答えは1です。

 

問3 身体動作の機能

 「こんなに大きな魚」と言いながら両手を左右に広げる動作は、魚の大きさを腕で表現しており、メッセージ内容を補足したり強調したりする機能があります。
 したがって答えは2です。

 

問4 ある文化圏の人々にのみ理解される身体動作

 選択肢1
 そのようなことはないです。

 選択肢2
 タイでは、頭は精霊の宿る大切な場所と信じられているので、子供の頭を撫でるのはよくないとされています。ただし、以下の記事によると、大人は良くないけど、子供は可愛がるために頭をなでることが普通にあるとのこと。

 選択肢3
 そのような意味はありません。

 選択肢4
 確かにお金を表します。

 したがって答えは4です。

 

問5 高コンテクスト文化と低コンテクスト文化

 高コンテクスト・コミュニケーション/高文脈コミュニケーションとは、実際に言葉として発された内容よりも、言葉にされていないのに相手が理解できる内容のほうが多い話し方のこと。言葉を発した場所や話し手と聞き手の関係、周囲の状況、それまでの言動などの要素の影響を受けて、言葉の意味内容が変わる。

 低コンテクスト・コミュニケーション/低文脈コミュニケーションとは、言葉として発された内容のみが相手に伝わる話し方のこと。

 したがって答えは4です。

 







平成23年度, 日本語教育能力検定試験 解説